ヴィオラスペース2015 vol.24 第3回東京国際ヴィオラコンクール

ヴィオラスペース2015 vol.24 第3回東京国際ヴィオラコンクール

世界中から気鋭の若手ヴィオラ奏者が東京に集まる
今年のヴィオラスペースは、3年に1度の東京国際ヴィオラコンクールの年です。昨年3月から出場者を世界中に呼びかけ12月末の予備審査で40名が選ばれました。このうち、日本、中国、台湾、韓国といったアジア出身者が約半数を占めます。当コンクールがアジア唯一のヴィオラ単独の国際コンクールであることを象徴していると言えるでしょう。日本では、国内で最も権威があり、開催83回という歴史ある日本音楽コンクールにも、ヴィオラ部門はありません。また、世界的に見ても、ジュネーヴやミュンヘンといった総合音楽コンクールで不定期にヴィオラ部門が開催されますが、ヴィオラ単独の国際コンクールは数えるほどしかありません。そのような背景の中、この東京国際ヴィオラコンクールの持つ意味は非常に大きいものと考えます。
当コンクールの特色は、武満徹や細川俊夫等の優れた日本人の作曲家の作品が課題曲にあることです。今年の委嘱作品はロンドンを拠点に活躍する若手作曲家・藤倉大に依頼しました。最終ラウンドでは、名曲中の名曲、モーツァルトの協奏交響曲に4名のヴィオラ奏者が挑みます。ヴァイオリンの独奏者は4名のファイナリストと30分もある曲を4回も演奏しなければなりませんから大変です。そして、コンクールを勝ち抜いた入賞者は、来年以降のヴィオラスペースにゲストとして招待され、その成長ぶりを披露します。
若い人の飛躍的な成長というのは計り知れません。今年も約10日間にわたるコンクールという過酷なプログラムに挑戦する若き素晴らしい才能に出会えることを今からとても楽しみにしています。
(山本生子)




主 催:東京国際ヴィオラコンクール実行委員会
共 催:上野学園 石橋メモリアルホール
特別協賛:NTTファイナンス株式会社
協 賛:NTTコムウェア株式会社/中日本高速道路株式会社
助 成:一般社団法人 東京倶楽部/公益財団法人 日本音楽財団(予定)
協 力:株式会社フジテレビジョン/学校法人上野学園/桐朋学園大学
オフィシャル・エアライン:オーストリア航空
後 援:外務省/台東区
制 作:テレビマンユニオン


審査委員:今井信子(審査委員長)
     アントワン・タメスティ
     パメラ・フランク
     ハリオルフ・シュリヒティヒ
     野平一郎

第3回東京国際ヴィオラコンクール 審査日程

5月30日(土)/31日(日)10時 第1次審査
6月2日(火)/3日(水)10時 第2次審査
6月5日(金)10時 本選(1)「ブラームスのソナタと現代曲」
6月6日(土)15時 本選(2)「協奏曲」
6月7日(日)15時 入賞記念コンサート <14時15分~ 授賞式>
 会場:上野学園 石橋メモリアルホール

ワークショップ

6月1日(月)13時 ワークショップ(1)
6月4日(木)10時 ワークショップ(2)
 会場:上野学園 石橋メモリアルホール

ガラ・コンサート

6月4日(木)19時 ガラ・コンサートⅠ「天国からの音楽」
6月5日(金)19時 ガラ・コンサートⅡ「ロマンス」
 会場:上野学園 石橋メモリアルホール

第3回東京国際ヴィオラコンクール入賞記念ガラ・コンサート

大阪・倉敷・名古屋
6月9日(火) 19時  会場:あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
6月10日(水)18時半 会場:大原美術館・本館2階ギャラリー
6月11日(木)19時  会場:電気文化会館ザ・コンサ-トホール