GWファミリー・スペシャル 世界の村がアリガトウ 命を救うニッポン人!
番組では、社会に貢献するために世界で闘う日本人を数人取材します。
『情熱大陸』で小児外科医・吉岡秀人さんを取材した。
乳幼児の死亡率が最も高いといわれるミャンマー。満足な設備のない手術室で停電は日常茶飯事、川の水を使い1日10数件の手術をこなす。そんな暮らしを十数年続けていた。しかも無償で・・・
「自分に何ができるか?を突き詰めていったらこうなった。ここには僕の存在意義がある」軽々と言ってのける先生は、満足な食事も取らず、朝の8時から夜の10時まで、殆んど休日もなく働き続ける。一人でも多くの子供の命を救うために?。先生の手術室は、まさに戦場だった。
戦場は何も紛争地帯にだけあるのではない。
「自分に何ができるのか?」を突き詰めて、「自分にも社会に役立つことがきっと何かできる」と信じて、世界に飛び出して行った日本人は意外に多い。先達たちは、それぞれの戦場にしっかりと根をはやし、現地の人に溶け込んで生きている。
もう一つ、この番組を企画するきっかけになったのは、無気力、無関心、無感動でくくられがちな若者たちに、「お金儲けには興味はない。それより人の役にたつことがしたい」と思っている人が多いということだ。
先達たちの生き方は、彼らの、ひいては日本で生きる私たちの生きるヒントになるはずである。
「TV製作者として、わたしにできることは何か?」スタッフ全員が考えて、番組作りを進めていきます。
(梛木泰西)