食彩の王国 2017年6月の放送

食彩の王国 2017年6月の放送

薬師丸ひろ子が行く「もてなし宿の食材物語」。映画・舞台・ドラマ・歌番組以外、テレビにはほとんど露出がない薬師丸さんですが、スペシャルに登場しました。
今回は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島の温泉宿
「島宿 真里」が舞台です。宿の佇まいは、醤油蔵の梁や柱、樽の古材を随所に取り入れたレトロ・モダン。囲炉裏がある母屋は国の登録有形文化財に指定されています。
人気の秘密は、なんといっても宿の主人・眞渡康之さん(52歳)が作る、厳選した島の食材を使った和風創作料理。
小豆島は温暖な気候で、多彩な海の幸、オリーブ栽培や素麺作り、醤油醸造、ごま油製造などが盛んです。
島の民宿に生まれ育った眞渡さんは、遠方からの客人をもてなすために島らしい料理を探求し続けてきました。
江戸時代、大阪城の石垣の巨岩を供給した小豆島には、諸国の石工たちが様々な食文化をもたらしました。
また、第一次大戦後には、北洋で大量に取れるようになった魚を保存するために必要になったあるものなど、食材には歴史が隠されています。
今回、薬師丸さんと共に改めて食材の物語をひも解き、創作料理を楽しんでいただきました。
(土橋正道)

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.  テーマ    担当ディレクター 
#682 6月 3日 城下ガレイ  ※VIVIA制作
#683 6月10日 あわび    徳丸あす香 
#684 6月17日 羊肉     ※VIVIA制作
#685 6月24日 鱧      ※VIVIA制作

6月のテレビマンユニオン 担当回は・・・ 

#683 あわび
「磯のアワビの片思い」。
二枚貝の片割れのように見える、その姿から実らぬ恋の代名詞となってしまった不幸な貝、アワビ。
そんな、ことわざにも読まれているアワビは一度、岩場に引っ付いたら離れない粘り強い身の持ち主。
最愛の人を離すまいと、必死にしがみつくその姿は健気でとっても愛らしい。そんな想いを知ってか知らずか、いともたやすく剥がしていく海女さんは、いわば悪女と言ったところでしょうか・・・。悪女に騙されることもなく、その一途な想いを貫き通す姿に思わずエールを送ってしまうのは、僕だけではないはず。きっといつの日か二枚貝になれる、その日まで。アワビの挑戦の日々をお届けします。
(間宮圭次郎)

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

細村舞衣
植田裕久
田中由美
河野あや子
橋村知曉
橋本倫 
前夷里枝
徳丸あす香
鴨下満
間宮圭次郎

リサーチ

北口由子

アシスタントディレクター

鴨下満
間宮圭次郎
島越翔平
清水拓道