食彩の王国 2017年11月の放送

食彩の王国 

「食彩の王国」は、10月から15年目に入る。食材の物語をひもとくという地味な番組が、視聴者に支持され続けていることに感謝しきり。日本の食卓を彩ってきた人々の知恵は底知れない。その隠し味が、いつの間にか滋味溢れる番組へと育ててくれたのだろう。中原中也の詩「頑是ない歌」の冒頭に「思へば遠く来たもんだ」とあるが、食材をテーマにした番組のパイオニアとしては、さらに表現を進化させなければならない。そして視聴者とともに、明日の食卓を豊かに彩りたい。
10月の一週目は、放送700回にあたる。そして28日が、東京オリンピックの1000日前。そこで、来年3月までを700回記念シリーズとして、「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフと共に、月一回東京の地産地消をテーマにする。東京オリンピック・パラリンピック開催時には、世界中からアスリートや観客が集まる。「料理人人生の集大成をかけて、最高のおもてなしをしたい」という三國さん。意外にも東京は食材の宝庫。江戸前の魚介類もあれば、杉並区には栗、秋川に牛、練馬大根をはじめとする野菜類もたくさんある。これをきっかけに、隠れた東京の食材を見つめ直すチャンスにもしたいと考えている。
(土橋正道)

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語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.  テーマ             担当ディレクター 
#704 11月 4日 東京地産地消SP(2)『果物』 ※VIVIA  
#705 11月11日 バショウカジキ         鴨下満
#706 11月18日 国産ワイン           ※VIVIA
#707 11月25日 鮭               間宮圭次郎

11月のテレビマンユニオン担当回は・・・

#705 バショウカジキ
鹿児島のある離島では、秋を告げる魚がいる。“秋太郎”と呼ばれるその魚とは、バショウカジキ。華麗な扇のような背ビレをはためかせるその様は否応もなく美しい。漁師のお宅にお邪魔すると、剣とも見紛うような立派な秋太郎の角が大事に飾られていた。
「こんなに大きいと守ってくれそうで心強い」と笑顔で話す。
これほどまでに愛される秋太郎、不思議と鹿児島以外の人には縁がない。
“秋太郎を少しでも知ってもらいたい”その思い一つで、漁師の妻達は人生初の上京をすることにした。あるイタリアンレストランで料理の勉強に出かけるのである。 “島のおっかあ”達が繋ぐ鹿児島と東京…。必見です!
(島越 翔平)

#707 鮭
厳しい寒さが押し寄せる青森県南部町。その寒さが今にも本格的になろうとするこの時期、故郷に帰ってくる魚がいる。古く縄文時代から愛されてきたとされる “鮭”である。青森の代名詞りんごを営む農家達も、この時期、本業は一旦休み。故郷に戻る鮭を捕えようと、「やな場作り」に勤しんでいる。鮭が生活と密着したこの土地の課題は、農家の高齢化。それを憂いて、ある男が立ち上がった。
「鮭とりんご」。二つの名産品を組み合わせて新たな名物を産み出し、さらには長年の課題も解消しようという取り組み。故郷を思うからこそ生まれようとしている青森の新名物、そしてそのアイデアは見逃せない。
(島越 翔平)

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

細村舞衣
植田裕久
田中由美
河野あや子
橋村知曉
橋本倫 
前夷里枝
徳丸あす香
鴨下満
間宮圭次郎

アドバイサー

吉田夕日

アシスタントディレクター

鴨下満
間宮圭次郎  
島越翔平