二年に一度、オーストラリアで開催されるソーラーカーレース！ 今年、東海大学ソーラーカーチームが三連覇に挑戦します。総距離3000のオーストラリアの砂漠地帯をダーウィンからアデレードまで縦断走破するという過酷なレースです。東海大学チャレンジセンターを率いる木村英樹教授と学生やOBからなるチームに準備段階から密着し、レース本番の奮闘振りを余すことなく見せます。
　原発や石油などに替わるクリーンエネルギーとして注目されている太陽光エネルギーは福島の原発事故以後、次世代エネルギーとしてもこれまで以上に注目されています。各企業や研究機関が最善の技術を提供し、それを受けて若い世代が力の限り戦う、そこに生まれるチームワーク、絆、感動のラストシーン。俳優の吉沢悠さんがナビゲートします。レース中彼は優勝にかけるチームの奮闘振りを彼の言葉で日記に綴り、又、スチールカメラで若者たちの瞬間を切り取ります。
（吉岡陽代）

　太陽だけのエネルギーで走る最新型ソーラーカーの重さはおよそ140kg。馬力は僅か2馬力。強い横風が吹けば横転してしまいそうな軽いソーラーカーには、最先端の叡智が一杯詰まっています。どうしたら、オーストラリア大陸3000kmを時速110kmで走破できるのか。車両の設計からレース終了まで徹底密着取材。出動したカメラは13台。120時間以上にも及ぶ撮影データーには、これまで紹介された事のない日本が世界に誇る技術力と、連覇してきた東海大学の知将と若い力の絆が刻まれています。
　予選の思わぬハプニングから竜巻襲来！ソーラーカーへのまさかの直撃、そして太陽光発電の天敵、雨！ 様々な困難を乗り越えていく学生達のひたむきな姿！ そこには未来への大いなる夢が託されています。乞うご期待!!
（田中　徹）