【ネフェルティティの胸像】（Ｄ：斉藤久剛）
歴史が動くとき、そこには美女の存在がある。クレオパトラ、楊貴妃、そして…ネフェルティティ。
ドイツ・ベルリン美術館にはその胸像が残されている。
絶世の美女・ネフェルティティは、あのツタンカーメンの母にあたり、歴史のカギを握る人物だ。
その生涯はいまだ謎に包まれているが、彼女をめぐる最も不思議なことは、なぜか左目の瞳だけが描かれていないことだ。
鼻や口、耳、肌の質感など、写実的で完璧な仕上がりにも関わらず、どうして左目の瞳だけが無いのか？ 3400年の時と共に崩れて失われてしまったのか？ いや、違う。彫刻家のトトメスはあえて瞳を入れなかったというのだ。一体なぜなのか？
そこには、トトメスとネフェルティティの禁断の愛の物語が…。

【インド・チッタウルガル遺跡】（Ｄ：廣岡知人）
富士山がユネスコの世界遺産に登録され日本が沸いた2013年。インドでも新たに世界遺産に登録された遺跡がある。
インド・ラジャスタンの丘陵城砦群。
その中で最大のチッタウルガル城砦が今回のテーマ。
おそらく日本人でチッタウルガルを知っている人は1％もいないだろう。
乾いた大地の中、突如現れる巨大な岩山。その岩山の上に建つ東京ドーム64個分の広さの巨大な城砦。
資料写真で初めてその神秘的な光景を目にした時、「絶対に行ってみたい！」と担当Ｄに手をあげた。
たけしさん、吉村先生、荒俣さん。３人の知の巨人をスタジオで「へ～」と言わせるのが、この番組での僕の役割。
さすがにチッタウルガルは詳しくないだろう、とワクワクしながらVTR作りに取り組んでいますが、相手は何でも知っているお三方。
果たして、「へ～」と言ってもらえるのだろうか？