最後の講義~未来に託すメッセージ~

ランディ・パウシュ教授(米・カーネギーメロン大学)“伝説の講義”
7月16日(日)22:00~22:49

ロボット工学者・石黒浩教授(大阪大学)
7月17日(月・祝)22:00~22:49

 この仕事は忙しい、時間もはっきりしない、そのために逃してしまったイベントは数多い。一生後悔することになってしまったこと…自分が尊敬する恩師の最終講義を聞きそびれてしまったことがあげられる。最終講義は、今までの研究者人生の集大成のようなものだろうと当時考えた。私の恩師・社会学者鶴見和子さんの最終講義は出版されており、その文章を読むことができる。気付くのは、驚くほど研究途中の報告であるということだ。鶴見先生はその後も研究を続けたし、脳梗塞で倒れてからは歌人としてますますの活躍だった。最終講義を「集大成」などとしてまとめるつもりは先生には微塵もなかったと想像できる。自分の業績をまとめるのではなく、未来への研究の継続に興味があるのだ。
 では今、研究意欲に燃え盛る壮年の日本の学者たちに「もし、あなたが最後の講義をやるとしたら何を話すか」と問うたら、どんなメッセージが生まれるのだろうか。アメリカではすでに、そうしたムーブメントが起きており、学生たちが投票して「最後の講義」を聞きたい教員を選び、一年に一回講義をするというお祭りのような催しが行われているのだという。そんなことから、この番組は生まれた。初回はアメリカで最後の講義の火付け役となったカーネギーメロン大学・終身教授のランディ・パウシュ氏。余命半年と告げられたパウシュ氏のメッセージは、180万回余りもネットアクセスがあった伝説の講義だ。さらに日本版第一回は石黒浩先生。あのマツコロイドなどアンドロイド研究で名を馳せる世界的ロボット工学者が、若い世代に向けてメッセージを贈る。
 20代の意欲的な若者たちの静かな熱気と共に、知的好奇心が刺激される内容です。もっと考えたくなるのです。
(長澤智美)

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