パクス・ヒュマーナ 〜平和という"奇跡"〜
パクス・ヒュマーナ 〜平和という"奇跡"〜

パクス・ヒュマーナ 〜平和という"奇跡"〜

再放送
【BS】2024年5月3日(金・祝)21:00~22:29

“戦争はいつだって老人が始め、若者が犠牲になる” この箴言に反駁したい。
“戦争はいつだって老人が始め、いつだって若者が平和を築く” 
歴史上の戦争の”終わり方”にフォーカスした番組。
ロケに行った2人の若者の声を聞いて欲しい。
阿部修英

イタリアに向かう道中、イスラエルとハマスの戦闘が勃発した。ウクライナ侵攻に続いて、因縁の宗教間の争いが再開。いつの時代も戦争は無くならないように思える。しかし、意外にも僕はこのロケを通して世の中にもっと希望を持てるようになった。それは、フェデリコ2世に勇気をもらったからだろう。800年前、彼は同じような泥沼の宗教戦争、十字軍の時代に平和を実現した。それは、ただ彼が優れたリーダーだったからではない。彼が人の可能性を信じたからだと思う。人が利己的な動物であると悲観するのではなく、それ以上に良識があることを信じる姿勢。僕は、一国の君主ではないがフェデリコ2世のように人を信じれる人になりたい。そういう、小さな信念を持つことが社会を変えるのだと思う。
(保住大喜心)

ルワンダロケ最終日にイスラエルのガザ侵攻が始まった。この3ヶ月だけで2万人を超えるパレスチナ人が亡くなっている。「戦争の終わらせ方」・・そもそも「戦争」なんか始めなきゃいいんじゃない?人間はなぜ同じ過ちを繰り返す?と問う毎日。ルワンダのジェノサイド経験者にはまだ30代・40代の人もいる。思い出すのも苦しいはずの生々しい記憶を現地で聞き、戦争や虐殺の終わりとは「戦闘の終わり」ではないということを痛感した。そして、このグローバルな世界で「他の国で起こっていること」と見放すことの無責任さ。傍観者という名の加担者にならないために、表面的な「平和」を語らないために、歴史を学ぶことは第一歩だと思います。
(廣本菜々子)

出演     佐々木蔵之介 濱田岳
ナレーション 柴田祐規子アナウンサー
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演出 阿部修英
   宇都浩一郎
演出補 保住大喜心
    廣本菜々子
応援 髙村安以
制作デスク 望月麻美
経理 灰原瑳織
撮影 入江領
   岡本亮
音声 李成秀
   白川淳
コーディネーター マルゲリータ・サヴァレーゼ
         摩耶フレミング
編集 大川義弘
   張博文
オンライン 佐分利良規
音響効果  井貝信太郎
ミキサー  三井慎介
プロデューサー 阿部修英
制作統括    齋藤圭介 鳥山昂平