先日番組内で素敵な出会いがありました。鹿児島での街頭インタビューに応じてくれたヤクルト販売員の女性。その時は急ぎすぎて職場のＯＫが出ず、ＯＡ出来ませんでしたがそこは一期一会、ディレクターがあれこれ話をしてたら番組のファンだと判明。しかも「クイズ私のランチ！」という、いま食べてきた自分のランチをジェスチャーで表現してもらう小さなコーナーが大好きで、そのコーナーだけ編集してＨＤＤに溜めているというマニアっぷり。あまりの面白さと嬉しさで、後日改めて職場の全面協力を得て取材させていただきました。
番組ファンを取材する…ちょっと手前ミソになっちゃう感は心配しましたが、たぶんその穴には落ちることなく、放送できました。
たしかにサラメシは、街頭ロケによく出ます。そこで期待するのは、ボクらが予想できない“何か”。どんなに緻密に考えたり調べたりしても出会えない意外性と物語があるんです。もちろん最初の頃はダメ元でした。番組の認知度もない、街ゆく人に立ち止まってもらえるスキルもない。でも「お昼何食べました？」ってシンプルなインタビューですら、どんなベテラン作家にも書けない意外な答えや小さなこだわりが垣間見えて面白いんです。なのでいつも、街ゆく働くオトナたちと一瞬の出会いを楽しめる企画をアレやコレやと試してます。さすがに「あなたのランチを歌にして！」って企画だけは、会議でさんざん話し合った挙句、無茶ぶりすぎだろとやめにしましたけど…。
ボクらが知り得ない小さな物語って実は、街ゆく人たちや視聴者の暮らしの中に無限にあるんだなぁ～と、サラメシを作っているとホントに強く実感します。
というワケで秋のスペシャルも視聴者の皆さんに頼り切って投稿スペシャルをお届けする予定です。
（松葉直彦）

【今月の放送】再放送は木曜日 昼12：20～ 5分短縮放送です。

シーズン8　＃16　10月2日（火）20:15～20:43／再放送10月4日（木）昼12:20～12:43
山川豊のコンサート本番前ランチ▽スーパーやコンビニで人気のスイーツを製造する会社の企画開発部では朝からスイーツ試食を重ねる日々。女子トークに花が咲く開発メンバーのランチタイムに潜入！▽鹿児島で出会った女性は「クイズ私のランチ」コーナーの大ファン。こっそり訪ねて出題をお願いしたら…▽恵比寿でさし飯。最近のIT企業、上司と部下の関係に変化が！？

シーズン8　＃17　10月9日（火）20:15～20:43／再放送10月11日（木）昼12:20～12:43／10月15日（月）午前4:02～4:30
ピーターの生放送番組本番前ランチ▽福岡市の機械式立体駐車場販売・施工会社では、月に2～3度、社長がまかないを作る日がある。前日から仕込みを行い、朝4時半に起きて料理を始めるという社長の、まかないに込めた思いとは？▽和歌山・熊野で、アロマオイルを自分たちで作る会社を立ち上げた女性たち。材料調達のために自ら山に分け入る彼女たちのランチを、お弁当ハンターが見にいく！

シーズン8　＃18　10月16日（火）20:15～20:43／再放送10月18日（木）昼12:20～12:43
茨城・下妻にあるオートレーサー養成所ではレーサーを夢見る候補生たちのトレーニングを9か月間かけて行う。死と隣り合わせのレースの厳しさを学ぶ訓練は起床から就寝までびっしり。一言の私語も許されないというランチタイムをのぞき見！▽愛知の街路灯製造会社には全国でも珍しいオーダーメイドの専門工場があり、ここでしかできない街路灯の製造依頼が寄せられる。街路灯づくりを支えるランチをお弁当ハンターが見にいく！

シーズン8　＃19 10月23日（火）20:15～20:43／再放送10月25日（木）昼12:20～12:43／10月29日（月）午前4:02～4:30
放送100回を迎える「うたコン」舞台裏を取材。指揮者フラッシュ金子さんは「うたコン」が指揮者初体験。波乱の人生を乗り越えてたどり着いた指揮者の仕事を支えるランチとは？▽いま巷（ちまた）は仏像ブーム。全国各地で開催される仏像展は年間50以上。それを支えるのが文化財輸送のプロたち。800年前に造られた京都のお寺の仏像を梱包する輸送チームの昼ごはんを拝見！▽田町で働く大人たちにランチを描いてもらったら…

シーズン8　＃20　10月30日（火）20:15～20:43／再放送11月1日（木）昼12:20～12:43
食の最新技術が集まる国内最大級の展示会にサラメシスタッフが潜入！最新調理機器を生み出した「食のプロ」たちはどんなものを食べているのか、そのお昼を取材する。▽岐阜県在住の主婦から、夫が転職を機に弁当を作ってくれと言わなくなったのはなぜか、真相を調べてほしいとの依頼が…。妻の不安を解消すべく、夫を虜（とりこ）にした新職場の社員食堂を取材し、ランチの秘密に迫る！▽東京ビッグサイトで詠む！「ランチ五七五」