食彩の王国 2018年7月の放送

食彩の王国 

からまつの林を過ぎて からまつをしみじみと見き。白秋の時代も遠くなったが、標高1000m前後もある初夏の軽井沢の気持ちよさは変わらない。明治19年、カナダの宣教師が避暑のために訪れ、友人や知己にその素晴らしさを伝えて以来、外国人の避暑地として発展した。彼らは自分たちが食べる野菜の種を持ち込み、近隣の農家に育ててもらった。最初はオランダ菜(キャベツ)に始まり、オランダミツバ(セロリ)、オランダゼリ(パセリ)、タマチシャ(レタス)、ミズカラシ(クレソン)なども育てられるようになった。それが高地特有の気候とマッチして、高原野菜というジャンルを生み出した。昼の日照で十分光合成して栄養を蓄え、朝晩の冷え込みに耐えて糖度を増す。また、霧が多く発生するので水分補給にも都合がいい。戦後広まったものには、ショクヨウダイオウ(ルバーブ)がある。繊維質の多い葉柄をジャムやコンポートにするので、スイーツなどで知らずに食べているかもしれない。軽井沢で涼んだら、食材の裏側に歴史と人と努力が隠れていることを、旅の楽しみの一つに加えてください。
(土橋正道)

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語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.   テーマ   担当ディレクター 
#736 7月 7日 梅干し    ※VIVIA
#737 7月14日 バター    細村舞衣
#738 7月21日 米粉     ※VIVIA    
#739 7月28日 鮎      鴨下満

7月のテレビマンユニオン担当回は・・・

#737 バター
岩手県岩泉町。山の奥深くに牛たちの楽園と呼ばれる牧場がある。
山を自由に闊歩し、自然の草を食む牛たち。作られるバターはグラスフェッドバターと呼ばれ、今大人気である。
この楽園を支えるのは若い力。20代の希望に燃える若者たちが愛情たっぷりに牛と向き合う。
「ちづる~帰るよ~」と牛と語り合う姿は長年の友人同士のようだ。
和食の匠、龍雲庵の後藤さんもこのバターに魅せられた一人。夢に向かって邁進中の若者たちの元気の源になればと、料理人ならではのレシピを贈る。若者たちはどんな顔をするだろう?バターが紡ぎだす若者たちの物語…、必見です!
(島越翔平)

#739 鮎
夏真っ盛り。食卓に香り立つ涼を届けるのは、清流・長良川の恵み「鮎」です。
岐阜県は天然鮎の名産地。1300年続く鵜飼や、太公望たちが友釣りで競い合う様子は夏の風物詩として親しまれています。
今回は“手投(ていな)”と呼ばれる伝統漁を学ぶ若き漁師に注目!昔ながらの漁法を次世代に残そうと日々奮闘しています。
さらに東京・日比谷に店を構える人気ビストロのシェフが、長良川で自身が釣った鮎をその場で自己流にアレンジ!骨まで使える魅力たっぷりの鮎とフレンチの技が織り成す究極のレシピは必見です。
(中村朱里) 

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

細村舞衣
植田裕久
河野あや子
田中由美
橋村知曉
橋本倫
徳丸あす香
鴨下満
間宮圭次郎

アドバイサー

吉田夕日

アシスタントディレクター

島越翔平
中村朱里