ETV特集 FOUJITAと日本

映画監督小栗康平さんがご出演される。10年ぶりに撮った新作『FOUJITA』を間に挟み、刺激的な言葉を次々と伺う。「グローバルに展開できるテーマとそうではないテーマがある。今回のフジタは非常に日本的なテーマだったかもしれない」とおっしゃった。日本が近代化によって得たもの、失ったものがテーマの一つだと思うが、映画という産業は常にグローバルな商品を流通させているので、監督はその意識が鋭敏に働く。地球は一つだ、でも個々の文化・思想の違いは残酷なほど深い。近代人としてパリで成功したフジタはなんとも切ない。
他に道があったはずです。日本も、フジタも。監督は圧倒的な映像で見せて下さいました。私は制作を進めながら何かを復活させたいと願うようになってきた。
長澤智美

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長澤智美
近藤史人(NED)

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黒田由布子

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佐藤洋紀