1964から2020へ 金メダルをあきらめない ~日本フェンシング 知られざる闘い~

1964から2020へ 金メダルをあきらめない ~日本フェンシング 知られざる闘い~

1964年、東京オリンピックでフェンシングは4位入賞という快挙を成し遂げた。日本が五輪に参加したのは東京の4年前、ローマ大会が初。わずか、4年で入賞のレベルまでこぎつけたというのは相当なものだ。ここまでにもドラマはあるのだが、さらなるドラマを生むのが、ここからの試練の日々だ。フェンシングの五輪日本代表が消滅してしまうかもしれない危機の連続が続く。
 今、オリンピック種目は36もある。そりゃあ、日本人が出場しなければ、話題にはならない。カヌーという競技があって、スラロームとフラットウォーターという種目があることを、大変申し訳ないが私は知らなかった…。フェンシングも同じだ。マイナースポーツは五輪に出場しなければ話題にならない。今だって世界選手権でさえ新聞にもテレビにもほとんど出ない。ネットニュースのみ。このマイナースポーツに情熱をかける人々がメダルを勝ち取るまでを番組では描くのだが、悲壮なマイナー感のまま、ロンドン五輪の映像を見ると、がらりと気分が変わってしまう。趣向をこらしたデザインが美しい華やかな舞台、そして、美女とイケメンのオンパレードではないかと思う欧州の選手たち。人気があるスポーツだけが持つ観客席の熱狂。会場には競技として存在し続ける自信が満ち溢れている。
 この五輪空間を体験したいと誰もが思う。でも出場するだけの「おもいで出場」ではダメなのだ。ある選手は「僕は五輪選手だけど一度も取材されたことはない」と私たちに自嘲ぎみに笑った。「おもいで出場」でいいやという気持ちから脱却しなければ、当然五輪では勝てない。自分に甘くなりがちな人、そして組織の一員として働く人には参考になる情報満載です。今回も「改革」を追います。是非ご覧下さい!
長澤智美

ナビゲーター
秋元 才加

D/脚本

坂田 能成

ドラマ部門助監督

篠﨑 周馬
小野  貢
後藤 良周(応援)

制作

服巻 泰三

ドラマP

竹村 悠

キャスティングP

今山 典子

AD&AP

河西 恭子

P

長澤 智美