「サッカークラブを超越した存在」と謳われるFCバルサ。今から30年前、エースストライカーキニが誘拐されるというヨーロッパを震撼させる事件があった。犯人が要求したのは多額の身代金。そして「リーグ優勝を放棄しろ」という一本の脅迫電話⋯。当時スペインは独裁者フランコの死後6年という激動の時代。独立心旺盛なカタルーニャを象徴するバルサへの反発も起こっていた⋯。果たして犯人は誰なのか？
　不屈の精神を持つと言われるバルサがこの事件をどう乗り越えたのか。当時の選手やジャーナリスト、捜査官らの証言と再現イメージで、事件25日間の真相を描く。
　そして、たった今朗報が。キニ本人とビジャのインタビューに成功！サッカーオタクもサッカー音痴も入り交じり、パス回しもなかなか華麗？に制作進行中です。 （中村佑子）