ノンフィクションW「はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」

ノンフィクションW「はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」

「古代人の見た原初の風景を、現代の人間が同じ ように見ることは可能か」

杉本博司の写真作品の一つ「海景」のコンセプトだ。
この作品に対する人は、まるで自分の心が、その写真に写し出されるような不思議な感覚に陥る。
杉本博司--世界的な写真家であり、建築や文楽の演出など近年ジャンルを超え続けているアーティストでもある。
TVの密着取材を断り続けて来たという彼に、半年あまり「密着」している。
あの海、実は彼の「最初の記憶」なのだと言う。
自分の記憶を求めていたら、人類のそして世界の記憶に辿り着いたのだと。
哲学的な作品の一方で、彼自身は諧謔性に富む人物。
この多様性にどこまで降りて行けるか。
今日もカメラ担いで向かいます。
中村佑子

'''2011年 第39回国際エミー賞 芸術番組部門にノミネート!!'''

第39回国際エミー賞の授賞式が、11/21ニューヨーク、ヒルトンホテルにて行われました。芸術番組部門にエントリーしていたWOWOW「ノンフィクションW はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」(プロデューサー&ディレクター テレビマンユニオン中村佑子)は、惜しくも最優秀賞は逃しましたが、最終エントリー4作品としてメダルを授与されました。

P&D

中村佑子

撮影

山田尚弥

構成

長南 武

音効

細見浩三

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東可奈子