プロデューサー/ディレクター
三浦節子
Miura Setsuko
環境問題とデザイン。
●この時に相反する分野に興味を持ち、
1980年代中頃からプロデュースと演出を続けてきた。
●三宅一生のドキュメンタリー「ISSEY MIYAKE MOVES」(WOWOW1994年)は
プリーツの衣服創作過程を追ったもので、世界各国で放送され、シカゴ国際映画祭に
正式招待された。
●環境教育のドキュメンタリー「エコキッズ」(NHK1995年)は、若い世代に呼びかける思いで演出し、地球環境映像祭で「若者が選ぶ環境映像賞」を受けたことがうれしかった。
しかし環境問題の教育は子どもに必要なのではなく、大人こそ学ぶべきだと気づくきっかけになった。
●宇宙船地球号(テレビ朝日1997-2007年)では、オーガニック・インド綿によるフェアトレードや、日本企業も加担したカナダの原生林伐採、オーストラリア先住民・アボリジナル・ピープルの野焼きによる森林保護などを演出。現場で時に涙しながら学んだ。
●「アーシストcafé緑のコトノハ」(BS朝日2007―2021年)は1700回余り放送され、地球とつながる仕事をする人とその言葉を紹介。歌手UA、科学者レイチェル・カーソン、宮澤賢治、
安藤忠雄、ノーベル平和賞・ワンガリマータイ、自然農・川口由一、
環境活動家・セヴァン=カリス・スズキ、会津電力・佐藤彌右衛門、ソーラーシェアリング発電・東光弘、非電化発明家・藤村靖之・・・毎回勇気づけられた。
●2011年には福島とドイツを旅し、「聖なる夜と放射線」(NNNドキュメント’11)を演出した。
●2002年からは里山に移住し、畑と田んぼを始める。
福島原発事故直前には食卓の半分以上が家族で自給したものになっていたが、
畑のセシウム測定結果により、農業を休む。
現在は畑を再開し、半農半映像を目指し続けている。