映画「ミスタームーンライト」

映画「ミスタームーンライト」~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~

放送(WOWOW)
2023年
6月4日(日)23:55~ シネマ
6月9日(金)1:45(木曜深夜)~ プライム
6月12日(月)17:15~ シネマ 
7月26日(水)10:30~ ライブ

配信(TELASA)
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彼らを数字や記録(の一部)で表すと、このようなバンドになります。
 ●世界で最もアルバムが売れたアーティスト:10億枚
 ●米国で最もアルバムが売れたアーティスト:1億8300万枚
 ●世界一多くカバー録音されたアーティスト:4136回以上
 ●『Rolling Stone』誌が選ぶ歴史上最も偉大なアーティスト:第1位
 ●『Wall Street Journal』誌が選ぶ史上最も人気のあるバンド:第1位
 ●1964年『Billboard』誌で全米シングルチャート1~5位を独占
 ●グラミー賞8回受賞、24回ノミネート

 桁が大きすぎて、実感しにくいのですが、間違いなく世界一有名なバンドです。しかし今回の作品は、そうした彼らの「すごさ」を伝えるわけではありません。彼らのすごさに魅了された「日本人の情熱」を掘り起こしたドキュメントです。
 1962年にイギリスでデビューした4人組のバンドは、瞬く間に世界中の若者たちを虜にしました。十数年前まで洋楽は「敵性音楽」だった日本でも、新しいモノに敏感な10代の少年少女は熱狂していきます。しかし、当時の大人たちは「あんな音楽を聴くと不良になる」「まるで騒音だ」と罵りました。そのような状況の中、4人は日本へやってきたのです。日本武道館で行われる初めてのライブということもあり、右翼をはじめ、猛烈な反対運動が起きました。警視庁は延べ3万人以上を動員し、彼らが降り立つ空港も、通る道路も全てを封鎖。教育委員会も各学校へ「ライブへ行くべからず」と禁止令を出しました。今では考えられない厳重な警備の中、1966年、日本音楽史に残る「ザ・ビートルズ日本武道館公演」は行われたのでした。
 一体、ビートルズはどのように日本で人気となり、どのような軌跡で武道館公演は実現したのか。その舞台裏では、「ビートルズを広めたい!」と多くの人物が活躍していたのです。その後、ビートルズが与えた日本へ影響も含め、総勢50名以上のアーティストや著名人にインタビューを行いました。初めてメディアの前で話してくれた人も多数います。すごく必死に作ったので、よろしければ、是非…。
(東 考育)

ドキュメンタリー映画「ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~」

出演(敬称略・五十音順)
朝妻一郎(音楽評論家・音楽プロデューサー)/安倍寧(音楽評論家)/新井憲子(元ビートルズ・ファンクラブ会員)/井口理(King Gnu)/石黒良策(元協同企画社員)/石坂邦子(石坂範一郎の長女)/磯崎英隆(レコード研究家)/浦沢直樹(漫画家)/大村亨(国内の新聞・雑誌182万ページを分析したビートルズ研究家)/沖和則(元読売新聞社 企画部)/奥田民生/小倉禎子(元協同企画エージェンシー)/加藤節雄(元英国通信社カメラマン)/亀渕昭信(ラジオ・ディレクター DJ、音楽評論家)/加山雄三/きたやまおさむ(元ザ・フォーク・クルセダーズ)/草野浩二(元東芝音楽工業・音楽プロデューサー)/黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)/桑島滉(元中村八大マネージャー)/高 護(音楽プロデューサー・歌謡曲研究者)/康芳夫(プロモーター)/コンドン聡子(元日本航空客室乗務員)/財津和夫(チューリップ)/齋藤壽夫(元日本武道館 総務部)/佐々木惠子(カメラマン)/佐藤剛(音楽プロデューサー・ノンフィクション作家)/佐藤孝吉(元日本テレビ ディレクター)/ジュリア・ベアード(ジョン・レノンの実妹)/髙嶋弘之(元東芝音楽工業・ビートルズ担当ディレクター)/高橋克彦(直木賞作家)/武田裕(永島達司の元秘書)/土岐育子(ライオン アーカイブ室長)/トニー・ブラムウェル(ビートルズ・ロードマネージャー)/長沢純(元スリーファンキーズ リーダー)/中村力丸(中村八大の長男)/新田和長(元東芝音楽工業・音楽プロデューサー)/野地秩嘉(ノンフィクション作家)/長谷部宏(カメラマン)/尾藤イサオ/フリーダ・ケリー(ビートルズ元秘書)/藤本国彦(「CDジャーナル」元編集長)/ブルース・スパイザー(ビートルズ研究家)/星加ルミ子(「ミュージック・ライフ」元編集長)/ボブ・ユーバンクス(米国公演プロモーター)/堀威夫(ホリプロ創業者)/本多康宏(ビートルズ鑑定士)/松本隆(元はっぴいえんど・作詞家)/曲直瀬信子(元坂本九マネージャー)/水原健二(元東芝音楽工業・2代目ビートルズ担当ディレクター)/ミッキー・カーチス/峯田和伸(銀杏 BOYZ)/宮永正隆(金沢大学オープンアカデミービートルズ大学学長)/湯川れい子(音楽評論家・作詞家)

語り  満島ひかり
メインアート・ドローイング 浦沢直樹
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監督   東考育

撮影   吉田誠
編集   大川義弘   
CG   NEW BRIDGE BROTHERS
     高島章
     佐藤未至       
EED  勝呂康英
     吉田愛
音楽   宮井英俊
音響効果 井田栄司
ミキサー 小林喬 
制作   飯笹雅之
アシスタント 本庄栞
       清野陸
       國分ひかる

協力プロデューサー   喜本孝
監修          藤本国彦

企画・プロデューサー  杉田浩光
プロデューサー     加茂義隆(WOWOW)
            金 山(KDDI)

配給   WOWOW・KDDI / 配給協力 ショウゲート
2023年/日本映画/カラー/ビスタ/ステレオ
(C)「ミスタームーンライト」製作委員会

2023年1月27日(金)
東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開

「ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~」本予告

2023年1月27日(金)より
東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開