日本人イヌイット 北極圏に生きる ~1年の記録~
氷の大地グリーンランド、北極点からわずか1300Km。イヌイットの人々が暮らす、地球で最も北の村・人口51人のシオラパルクに、日本人の一族がいる――
著書「エスキモーになった日本人」で知られる大島育雄さん(62)。長男が、最後の猟師といわれる息子ヒロシさん(32)、そして、孫のイサム君(8)の親子三代。氷の海にアザラシやセイウチを狩り、そこから食料や衣服、燃料を得てきたシオラパルクの暮らし。しかし、近年の地球温暖化と動物保護政策によって、イヌイットの暮らしは岐路に立っている。そんななか、孫のイサム君はイヌイットとして、そろそろ猟に出る年ごろ。アザラシやトナカイなど春から夏の狩猟の数々。秋から冬へ、一日じゅう暗闇になる極夜の日々。2月には大地の夜明け、再び春が巡ってくる。ヒロシさんに小型HDカメラを渡し、イヌイット自身の目で「変わりゆく暮らし」「イサム君の成長」を記録。取材班の映像と合わせて、大自然と向き合いながら極北の地に生きる家族の実像に迫る。
2011年作品 118分収録
片面2層,チャプター有,メニュー画面
カラー/16:9LB
音声 ステレオ/ドルビーデジタル