第4回東京国際ヴィオラコンクール

第4回東京国際ヴィオラコンクール

東京国際ヴィオラコンクールはヴィオラスペースの活動の一環として、2009年に創設され、以後、3年毎の開催を続けており、今年で第4回を迎えます。“ヴィオラ”という楽器の魅力を多くの方々に知っていただきたいという想いからスタートしたヴィオラスペースは、世界でも数少ないヴィオラ音楽の祭典として多種多様なプログラムを打ち出し続け、27年の開催を数える息の長いシリーズとして定着しております。その中で、重要な位置を占めてきたコンセプトのひとつである「若手の育成」の実践のため、未来を担うヴィオラ奏者を世に輩出するという目的からコンクールが誕生しました。

日本国内には、ヴィオラコンクールはなく、国外ではミュンヘンやジュネーヴの総合音楽コンクールが不定期にヴィオラ部門を開催するという中、東京国際ヴィオラコンクールの存在は、アジア太平洋地域における初のヴィオラ単独の国際コンクールとして新しい才能を知っていただく機会を提供しています。毎回、世界中から優秀な若手ヴィオラ奏者が集い、素晴らしいヴィオラのレパートリーの数々を披露します。
審査は、第1次、第2次、本選①②とも全て公開で行われます。さらにお客様は本選①②において「聴衆賞」の投票に参加いただきます。過去3回のコンクール入賞者たちは、世界の舞台で活躍するヴィオリストとして、指導者として、各地で活躍しております。
今回は、22の国と地域から83名の応募があり、昨年末、映像による予備審査を実施し40名を選出いたしました。2月末の登録完了を経て参加者が確定し、5月26日から第1次、第2次審査を経て本選へと進みます。

当コンクールの特徴の1つである、審査委員らによるガラ・コンサートも大変好評をいただいております。今年のテーマは、“子ども”。子どもの頃の体験や耳にした音楽と今とのつながりから選曲していきました。一方で、審査を通過できなかった出場者と審査委員との面談や、ワークショップの生徒として出場者に場を提供するなど、競うだけでなく、参加することに意義のある「生きたコンクール」を目指しています。

今井信子、アントワン・タメスティら世界屈指の音楽家が審査委員を担当し、古典から現代に至るまで素晴らしいヴィオラのレパートリーを揃え、世界中の気鋭の若手ヴィオラ奏者たちが集まり、新しいドラマが誕生します。


主 催:東京国際ヴィオラコンクール実行委員会
共 催:上野学園 石橋メモリアルホール
特別協賛:NTTファイナンス株式会社
協 賛:NTTコムウェア株式会社/東日本旅客鉄道株式会社/中日本高速道路株式会社/旭化成株式会社
助 成:一般社団法人 東京倶楽部/公益財団法人 青山音楽財団/公益財団法人 野村財団/公益財団法人 朝日新聞文化財団/
    日本万国博覧会記念基金/公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
協 力:株式会社フジテレビジョン/日本音楽財団(日本財団助成事業)/学校法人 上野学園/桐朋学園大学
後 援:外務省/文化庁/台東区/台東区教育委員会
制 作:テレビマンユニオン


審査委員:今井信子
     アントワン・タメスティ
     ハリオルフ・シュリヒティヒ
     パメラ・フランク
     野平一郎

第4回東京国際ヴィオラコンクール 審査日程

5月26日(土)・27日(日) 第1次審  
5月29日(火)・30日(水) 第2次審査 
6月 1日(金) 本選Ⅰ 〔ブラームスのソナタと現代曲〕 
6月 2日(土) 本選II 〔ヒンデミット:白鳥を焼く男(ヴィオラ協奏曲)〕
         共演:指揮 角田綱亮 新日本フィルハーモニー交響楽団
6月 3日(日) 入賞記念コンサート

会場:上野学園 石橋メモリアルホール

ワークショップ

5月28日(月)・31日(木)

会場:上野学園 石橋メモリアルホール

ガラ・コンサート

5月31日(木)ガラ・コンサートⅠ 子どもの情景
6月 1日(金)ガラ・コンサートⅡ  わたしのお気に入り

会場:上野学園 石橋メモリアルホール

第4回東京国際ヴィオラコンクール入賞記念ガラ・コンサート

6月5日(火)あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール(大阪)
6月6日(水)宗次ホール(名古屋)
6月8日(金)宮城野区文化センター PaToNaホール(仙台)