ヒーローたちの名勝負「江川攻略。~銚子商はいかにして「怪物」を仕留めたのか~」
テレビ放送開始から60年―。
私たちはTVを通じて、数多くの名勝負・名場面、ヒーローたちが生み出す伝説に手に汗してきました。
この番組は、今なお鮮明に思い出す20世紀の名勝負・名場面を毎回1つ取り上げ、関係者へのインタビューと貴重な映像資料をもとに新しい切り口や仕掛けで描いていく記念誌的スポーツ番組です。
今回の名勝負は
今回の名勝負は1973年夏の甲子園
<作新学院(栃木)×銚子商業(千葉)>
試合は作新学院のエース江川卓(3年生)と銚子商業のエース土屋正勝(2年生)の投げ合い。
スコアボードには両チーム「0」が並んでいた。
そして延長12回裏、1アウト満塁、銚子サヨナラのチャンス。
どしゃ降りの雨の中マウンドに立つ、江川卓。
カウント2-3から投げた渾身の一球・・・
実況「フォアボール!押し出し!作新敗れました!!」
表情ひとつ変えず、ダッグアウトに引き上げていく江川。
勝利投手ではなく、この敗戦投手に、大勢の記者たちが群がった。
解説「この人を見ていて、本当に可哀想だと思うことが度々ありました。
周りが色々言いますけど、私は高校野球でこれほど立派なピッチャーって言うのは
まず出てくるもんじゃないですよ。もっとそっとしてやりたい、って思ってるんですがね…」
甲子園の怪物、江川卓。
銚子商業は、怪物をどう「攻略」していったのか―。
番組では、40年の時を経てその真実が明かされるー。
再放送のお知らせ
2020年3月27日(金)20:00-20:47 NHK BS1