先人たちの底力 知恵泉「本田宗一郎」前・後編 2014年9月

「本田宗一郎」
9 / 2(火) 前編 最強のチームを作るには?
9 / 9(火) 後編 人がほれ込むリーダーとは

1949年、焼け跡の残るバラックで、本田宗一郎は、藤沢武夫という男に会う。オートバイを作りたいが、金がない本田。技術のある男と組んで、物を売りたい藤沢。二人は意気投合し、技の本田、商の藤沢と分担を決める。本田は理想を示し、藤沢は高収益のなかに理想を実現した。
 ときには不仲説も浮上。本田は語る。「藤沢がいなければ会社はとっくに潰れて、俺は車の下にもぐって修理するだけの男」。
 弱点を認め、仲間の長所を尊重し、チームは驚異的な発展を遂げる。馴れ合いではなく、責任感の「チーム・HONDA」。「不得手なことは仲間に任せろ」…この哲学が、組織をどう鍛えたのか? 2週にわたり、加藤Dと黒住Dがつぶさに迫ります。
高橋才也

ディレクター

加藤敏浩
黒住聡丈

リサーチ

西川アンナ

プロデューサー

高橋才也