第一生命              モーツァルトの住家 復元修復事業 Special Web Movie

第一生命              モーツァルトの住家 復元修復事業 Special Web Movie

企業等が資金を提供して文化、芸術活動を支援する「メセナ」。その「メセナ」の日本における年間活動総額は893.9億円(2014年度 公益社団法人企業メセナ協議会による2015年度「メセナ実態調査」)だという。

日本の現代美術を海外に発信するVOCA展開催や、第一生命ホールを拠点としたNPOトリトン・アーツ・ネットワークの音楽活動支援でメセナ大賞(現メセナ・アワード)を受賞している第一生命は、海外でも、早くから企業が社会的責任を果たす取り組みの一環としてメセナを行ってきた。その代表が、ザルツブルクにある〈モーツァルトの住家〉復元修復事業支援である。

モーツァルトが青春時代の7年間を過ごし、200曲近くを生み出した〈住家〉は、第二次世界大戦中、連合軍の空爆により半壊。第一生命は、その〈住家〉を往時の姿に復元修復する国際プロジェクトに支援。〈住家〉はモーツァルト生誕240年にあたる1996年1月27日に完成した。私は、その復元修復の過程と、モーツァルトの生涯や音楽に纏わる物語と秘密を巡る特番(出演:筑紫哲也、頼近美津子 TBS系列全国ネット)の構成・演出を担当した。
あれから20年。今回は、第一生命のWEB上でご覧いただくスペシャル・ムービーを制作した。全体を「〈モーツァルトの住家〉を巡るモーツァルトの物語」と題し、全部で5本、各5、6分に纏め、順次公開、英語版もある。
   Program 1 〈モーツァルトの住家〉の物語
   Program 2 モーツァルトのヴァイオリン
   Program 3 モーツァルトの自筆手紙や自筆譜の秘密
   Program 4 モーツァルトの鍵盤楽器
   Program 5 ザルツブルク・モーツァルテウム財団のオーディオ・ビジュアル・コレクション

バブル期に華やかだった冠協賛的な企業メセナの多くは、バブル崩壊後、いっせいに手を引いた。そして、志の高い企業も、あえて名前を出さないという時代が長く続いたように思う。しかし、企業は、社会貢献の責務を担うべきであり、その中身と意義を、人々に伝える義務があると私は確信している。
(三室雄太郎)

ウェブサイト(日本語)はこちら
Website(English)click here

P&D

三室雄太郎

撮影

柴田義政

音効

塩屋吉絵

コーディネーター

Hifumi Yanase(Japan Tyrol Coordination)

協力

ザルツブルク・モーツァルテウム財団
 (Stiftung Mozarteum Salzburg)
ザルツブルク市観光局
 (Tourismus Salzburg GmbH)