アナザーストーリーズ 運命の分岐点「"平成"誕生~新元号発表までの攻防戦」

アナザーストーリーズ 運命の分岐点「"平成"誕生」

 次の元号は何でしょう?最近よく新元号の話題が報道されます。でも、30年前は違いました。
 昭和64年1月7日。天皇崩御。その8時間後、当時の小渕官房長官が新元号「平成」を発表。小渕長官は記者たちから「誰が考えたのか?」「どんな議論があったのか?」「他の候補は何だったのか?」などなど質問攻めに合いますが、のらりくらりと答えをはぐらかしました。なぜかと言うと、新元号は天皇崩御の後で考案され、決定するのが建前だったからです。もちろん内実は違います。ずーっと前から極秘に準備し、その時に備えておかねばならないのです。でも、それを表ざたにするのはタブーでした。
 今回の番組では、新元号のために3年半前から水面下で活動したキーパースンが、部下と二人きりで行った極秘任務を明かします。もと内閣内政審議室長の的場順三さん。口が固いことでは定評があり、
平成27年を過ぎるまで何一つ語ろうとしませんでした。その重い口を開いて語ってくれた歴史秘話は、スパイ映画顔負けのスリリングなものでした。
 秘密厳守。的場さんの鉄壁の守りに挑んだ新聞記者たちがいました。もと毎日新聞官邸キャップ、仮野忠男さん。いずれ国民に発表される新元号ですが、それでも仮野さんたちは一刻も早いスクープを狙いました。実は毎日新聞にはそうしなければならない理由があったのです。話は大正の終わりにさかのぼります。この時、毎日は「新元号は光文」という、とんでもない大誤報をやらかしたのです。以来、新元号のスクープは悲願となりました。そしてついに仮野さんたちは、他紙より35分前に「平成」を突き止めるのですが、最後に意外な結末が待っていました。
 小渕長官の「平成」発表。新時代の始まりを告げた記者会見を陰で支えた人物がいます。秘書官だった石附弘さん。何より怖かったのは、平成の額が上下さかさまになってしまうことだったそうです。石附さんのミッションは新元号発表を細部まで完璧なものにすること。あの記者会見の直前まで別室ではどんな準備が進められたのでしょうか?また、あの「平成」の文字を書いた人物とは?
 岡下慶仁ディレクターが渾身の取材で、新元号「平成」の舞台裏を探りました。どうぞご高覧下さい。

放送のお知らせ
アナザーストーリーズ・選「We Are The World ~10時間の真実~」(初回放送2018年7月3日)
5月7日(火)21:00~/13日(月)23:45~

番組ホームページはこちら

ナビゲーター

松嶋菜々子

ナレーション

濱田 岳

演出 

岡下慶仁

演出補

三毛かりん

プロデューサー

髙城朝子

ゼネラルプロデューサー

田中直人