今年１月９日、「演歌の女王」と呼ばれた歌手・八代亜紀さんの訃報が伝えられた。
独特のハスキーで深みのある歌声で、人生の哀愁をつややかに歌った。
かねて八代さんは「歌は誰かの心を表現する代弁者だ」と語っていた。
生き方に思い悩んだ時、孤独にさいなまれる時・・・「舟唄」や「雨の慕情」に、一人酒を飲みながら夜を過ごし、多くの人が自分を重ね合わせたに違いない。
大阪西成で「三角公園の歌姫」と呼ばれる坂田佳子さん。
日本全国から難病や人生の悩みを抱えた人がやって来ては、自身の心を聞いて涙する。
自らも癌を患い体の奥底から絞り出す叫び声は、まさに今を「生きる歌」。

※ザ・ノンフィクション「生きる歌～三角公園の歌姫とわたし～」
　前編（フジテレビ2023/8/13）・後編（同8/20）に追撮を含めた特別版です。