「女川 いのちの坂道」

ドローンドラマ「女川 いのちの坂道」

 69分尺【4K版、3月3日(日)20:45~先行放送】、
全カットドローン撮影。
 思い切ったドラマ作りに挑戦しました。ドローンのどデカい飛行音で俳優のセリフが録れない、少しの雨風でも飛行NGのため毎日スケジュールが押す、など、苦労する部分もありましたが、忍耐強いキャストとスタッフのおかげで撮り切ることができました。また、東日本大震災で津波の被害を受け、今回の撮影地となった宮城県女川町の皆さまにも、ロケ地提供やエキストラ出演などあらゆる面でサポートしていただきました。被災地をこれほどダイナミックなアングルで撮影できたのも皆さまのおかげです。本当に感謝しています。
 今回のドラマでは、復興が進む町で人々が抱く“いまだに消化できない気持ち”を描いています。女川駅から海に向かって新たに作られたレンガ道には、オシャレな店が立ち並び、被災地であることをつい忘れてしまうほどです。しかし、その一角でバーを営むマスターは言います。「この地下にはかつての商店街や働いていた人々の思い出が埋まっている。その上でオレらは商売してるんだから、失敗できないよ」
 震災後、多くの被災地が次の津波を防ぐために海岸に“防潮堤”を築きましたが、女川は、「防潮堤を作っては海が見えなくなる」と、ふるさとの海の見える暮らしを守るために“町全体を盛り土でかさ上げ”することにしました。現在の商店街の下には、かつての町が眠っています。復興はこうした苦渋の決断の上に成り立っているのです。
 そんな女川町で生まれ育ち、今年成人式を迎える若者たちが物語の主人公。未来へ羽ばたこうとする今、彼らは、ふるさとに、社会に、自分に、何を思うのか。是非、耳を傾けてみてください。
(石井永二)

≪あらすじ≫
 咲(サク)は、『いのちの石碑』活動の中心メンバーだったが、地元の高校を卒業と同時に、ダンサーになる夢をかなえるため、上京して1年半になる。映像作家を目指す彼(翔太)も出来て、新しい一歩を踏み出したつもりだったが、偏見の目で見られることを恐れ、自分が被災者であること、母親がいまだに行方不明であること……を翔太にも打ち明けられず、生きづらさを感じていた。
 咲は、もう一度故郷と向き合ってみようと、ドローンカメラを携えた翔太とともに女川への旅を決意する──。
「この道を登って避難した」「この体育館で、眠れない夜を過ごした」……。
 再び“あの日”をたどることで、咲は自分自身の原点と向き合うことになる。そして、町の人々とともに石碑まで登る避難訓練の中、
『いのちのつながり』を確信していく。

【再放送】
3月20日(水)[BS4K]15:00~16:09(69分)
3月27日(水)[BS4K]12:45~13:54(〃)

【PR&メイキング番組を放送します】
NHKプレマップ 2月16日(土)17:58~18:00(2分) [NHK BSプレミアム]
メイキング    2月17日(日)17:20~17:25(5分) [NHK BSプレミアム]

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出演

平 祐奈   平埜 生成
岡本 夏美  皆川 猿時
高橋 努   田根 楽子

平山 輝樹/石橋 侑大/太田 久美子
宮城県女川町のみなさん

スタッフ

演出        石井 永二
脚本/助監督    岡下 慶仁

脚本協力      田中 直人     助監督     福嶋 賢治
撮影監督      夏海 光造             伊藤 綾乃
ドローン撮影    請川 博一     制作部     須永 桂太
カメラオペレーター 松田 豪              五十嵐 萌美 
          野坂 和恵             伊東 尚輝    
DIT       井之上 大輔    ダンス指導   モテギ ミユ
フォーカスマン   樋口 慎太郎    方言指導    遠藤 かおり
録音部       奥村 敬一             高橋 圭介
          田邊 公一     技術P     北川 恵(MT) 
映像技術      古越 善之     制作統括    茂木 明彦(NHK)
音声        備後 正太郎            三浦 尚(NED)     
音響効果      四元 裕二     プロデューサー 合津 直枝
衣裳        田中 亜由美    
ヘアメイク     宇都 圭史
          岸田 麗奈