ほるもん! 〜つながる現場×世界を発掘!〜
とかく何でも検索可能になった現代、ほんとうの未知が見つかる可能性は「発掘」にある!
そんな発掘現場とスタジオをつなぎ、目の前で掘って頂く。
このシンプルなコンセプトで立ち上がった番組だが、収録は困難を極めた。
そもそも発掘現場はいにしえの中心地。
いまとは地形もアクセスも違う。
電波は劣悪、最新の衛星を駆使するも、回線は不安定、いい所で切れてしまう。
しかし、「もうダメか」とはならなかった。諦めなかった。
なぜなら私たちには、「彼ら」がいたから。
記念すべき第1回にご出演の「掘る者(と書いて、ほるもん、と読む)」太田晶さん。
今回、化石発掘のことをゼロから教えて頂き、現場の選定とロケハン、撮影許可まであらゆることをしてくださった。
物腰の柔らかさと表裏に、するどいハンマーさばきで、回線繋がったここぞという時に次々と7300万年前の化石を掘り出してくださった。
太田さんのおかげでもう一人の「ほるもん 」栗原健一さんにもご参加頂き、かの地の発掘熱の分厚さを伝えることが出来た。
立ち上げから収録まで時間なく、収録もギリギリの電波下で奮闘してくれた技術陣美術陣制作陣。
これから迎える仕上げ時には私も何度も共に山を乗り越えた仲間たちがいるし、ナレーションには天下一の俳優・那須凜さんを招くことに成功した。常闇の一族、、ではないが、あの声、あの語りで太古のロマンと神秘を届けてくださるのがワクワクだ。
―――そして。
伊集院光さん。
この方がいてくれた事が、僕が諦めて試合終了にしなかった最高の安心のもとであり、力であった。
回線トラブルを詫びても気にせず、しかし削られた時間の中でズンズンバシバシと言葉で表情で答えて応えてくれる得点感覚。先方の太田さん栗原さんと阿吽の呼吸で対話呼応するチームワーク。どう転んだって何とかしてくれる侠気。まさに流川と三井と赤木が共存。メインMC=漫画なら桜木、映画なら宮城と思ってお願いしたはずが一気にスタメンすべてを担って頂き、僕は湘北に入って良かった、、ではなく、ほるもんやって良かった、、と叫びまくっていた。
―――小説家のソローは言った。
何が大事だったか掘り出せ。
掘り出して何度でも噛み締めろと。
大事なものを、噛み締めて、作り上げた番組。
発掘したのは化石だけでは無かった。
ぜひご覧ください。
(阿部修英)
出演
【編集長】
伊集院光
【掘る者(ほるもん)】
太田晶
栗原健一
語り
那須凜
スタッフ
総合演出&P 阿部修英
演出 粒崎真維子
演出補 橋本すず
応援 髙村安以
池田彩乃
技術統括 西徹
撮影 福元憲之
市川元樹
VE 佐久間敏美
美術&ロゴデザイン 宮井勇気
メイク 笹浦洋子
映像技術 佐分利良規
音響効果 井貝信太郎
ミキサー 三井慎介
キャスティング 今山典子
渉外プロデューサー 加藤義人
広報 日比野愛(BS朝日)
デスク 小泉真弓(BS朝日)
プロデューサー 平野束紗(BS朝日)