土曜ドラマ「水平線のうた」

土曜ドラマ「水平線のうた」

大林賢次(阿部寛)は東日本大震災で音楽教師の妻・早苗(松下奈緒)と10歳の娘・花苗が行方不明のままだ。津波で亡くなった人の霊が客としてタクシーに乗るという話を聞き、妻子に会いたい一心から13年間タクシー運転手として働いているが、いまだ一度も会えていない。ある夜賢次は、タクシーに乗せた女子高生・りら(白鳥玉季)のハミングを聞き、驚く。それはどこか懐かしい曲…だが賢次が曲名を聞いてもりらは答えず、降りてしまう。
数日後、賢次は早苗と花苗が震災直前に何度もその曲を一緒に演奏していたことを思い出し、りらを探して曲名を尋ねる。賢次の話を聞いたりらは、片道2時間かかるとある場所まで連れていけば教える、という。向かった先は音楽喫茶店だった。りらは店の中にあった汚れた楽譜を手に取り、リコーダーで演奏する。それはまさに思い出の曲で賢次はりらの演奏に感涙するが、その楽譜の由来を知り衝撃を受ける。そして賢次はりらと共に、早苗の恩師・菊池先生(加藤登紀子)やかつての音楽仲間を尋ね、この曲を再び復活させようとするのだが・・・。

【出演】
阿部寛 

白鳥玉季 

中川翼 キタキマユ 山中崇

宇野祥平 松岡依都美 山本浩司 菅原大吉 前原滉

松下奈緒 

加藤登紀子 

スタッフ

【脚本】港岳彦

【原案・音楽】岩代太郎

【演出】岸善幸

【演出補】廣本菜々子

【ラインプロデューサー】塚村悦郎

【プロデューサー補】米井あかり

【制作統括】
 杉田浩光(テレビマンユニオン)、高橋練(NHKエンタープライズ)、磯智明(NHK)