三鷹の森ジブリ美術館で毎年開催される企画展示。2014年5月31日から2015年5月17日まで展示された「クルミわり人形とネズミの王さま展」、その様子を収録しました。この企画展示は、宮崎駿監督が、ドイツの作家、E・T・Aホフマンの児童書、「クルミわりとネズミの王さま」を読み解き、自ら描き下ろした展示パネルと様々な立体造形物で紹介する内容です。長編映画からの引退を発表したばかりの宮崎監督の初仕事。5ヶ月間に渡り描いた直筆の漫画とコメントのパネルは、女子の心をくすぐる可愛いが満載！ 子供たちが楽しめる、しかけ遊びや物語に登場する美味しそうなお菓子も立体造形物で再現されて、メルヘンの国に訪れた気分に浸れました。
（木村那帆）