テレビマンユニオン担当回
「ジャクソン・ポロック」篇

キャンバスに塗料をぶちまけ、とり憑かれたように無数の線を引く画家がいた。
男の名は、ジャクソン・ポロック。現代アートの先駆者であり、画壇に革命を起こしたアクション･ペインティングの巨匠である。
彼の絵についた値段は、なんと165億円。ゴッホやピカソを超え、絵画史上最高額だ。
一見、乱雑に絵の具を撒き散らしただけにも見える絵が、なぜ人々の心を捉えるのだろうか？ 実は、ポロックはデタラメではなく、綿密な構成と確かな技術で何かを表現しようとしていたのだ。
番組では、様々な角度からポロックの絵を徹底解析。すると、混沌とした絵の中に美しい秩序が潜んでいることが判明した。それは、DNAの二重らせん構造にも通じる神秘的な法則だった！ 科学的なアプローチでポロックの真実に迫る——
（斎藤久剛）