情熱大陸 「役者 綾野剛」
3月末、例年より少し早い桜の開花宣言が東京に出た日に密着取材は始まりました。その日は、ドラマ「最高の離婚」のクランクアップ。
長い撮影がようやく終わった! と思いきや、綾野さんは余韻に浸る間もなく
4月からの連続ドラマ「空飛ぶ広報室」のリハーサルへと向かいました。
休む間もなく、「誰か」を演じ続ける役者 綾野剛さんが、
密着がはじまる前の打合せで我々取材陣に言ったのは、
「この密着を通して自分が見た事がない自分を見てみたい」という言葉でした。
その言葉の通り、綾野さんはカメラの前でさまざまな姿を見せてくれました。
役者として役に入り込み変わっていく姿。
世間からの注目を浴び、変わっていく周囲にとまどいつつも真摯に対応する姿。
食事を共にし、自らを熱く語る姿。
笑い、泣き、怒り、走る。
慌ただしすぎる日々を駆け抜ける綾野さんは、日々変わっていきました。
ご本人曰く、「99.8%は変わっていく。僕の中で変わらないものは、0.2%」
では、変わりゆく綾野剛さんの「変わらない」ものとは何だろう?
密着が続く中、綾野さんはようやく出来た撮休日を使って、
情熱大陸のスタッフと共に故郷である岐阜に行きたいと話します。
久々に帰る故郷、岐阜。
少年時代を過ごしたこの場所で、綾野さんが「変わらない」ものを探します。
そして、そこで見せた涙の訳とはー?
誰も見たことのない「綾野剛」の姿がそこにはありました。(牧有太)
ディレクター
牧 有太
構成
長南 武
カメラマン
中林 清一
水上智重子
AD
宇田川正博
プロデューサー
梛木 泰西
福岡 元啓 (MBS)