魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)
魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)
魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)
魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)
魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)

魔改造の夜 第6弾(BS4K・119分版)「トラちゃんウサちゃん50mリレー」

 「魔改造の夜」に登場する技術者の考え方について私は大きな刺激をいつももらっている。ディレクターたちが取材してくる内容は今まで知られていないエンジニアたちの哲学が煌めく星のごとく輝いている。1月に放送した「ディープストーリー」でもその片鱗は語られているのだが、放送が終了した後、大事な事を言い忘れたとSニーのメンター森永英一郎さんからメールが届いた。
どのように、モンスターマシンの改造を進めるかについてだが、Sニーチームは2つのチームを作り、競い合いをさせながら完成品を作っていった。これが森永氏の方法だと思うが、さらに大事なのは自分が3つ目のチームとして参加する事だと言う。エンジニアのリーディングは、引っ張る事と同じくらいケアすることが重要で、自分も参加することで、そこをうまくコントロールすることができるという。もっと聞きたくなる話です。「ケア」って具体的に何をケアするのか、メンタル?それとも機械的なモノについて?まだまだ伝えきれていない。エンジニアたちの哲学のありようが腑に落ちてこないことを思いしってしまう瞬間だった。生活に欠かせない道具はどれもものづくりのプロたちが「あれがあったらいいな」を解決しようとつくっている。でも、私たちは余りにもモノ作りのプロたちの考え方を知らない。そして、開発のプロセスは企業の最深部だけにそう簡単には見えない。ところが、魔改造の夜ではそれが「少し」見えてくる。そもそもなぜ、こんなにエンジニアたちが夢中になるのか。どうしようもないバカバカしい競技に「血が騒ぐ」とまで言ってくださるのか。
 この先もとにかく作りたい、改造したいと言うエンジニアのメンタルを掘り下げていきたい。
長澤智美

出演 伊集院光
   スプツニ子!
実況 矢野武
解説 長藤圭介(東京大学工学部准教授)


受賞報告「魔改造の夜」
第11回衛星放送協会オリジナル番組アワード バラエティ番組部門最優秀賞
第37回ATP賞テレビグランプリ 情報・バラエティ部門最優秀賞
第58回ギャラクシー賞(2020年)テレビ部門奨励賞

総合演出

鬼頭明

メイキングD

高野亮(T・DK)
橋本倫(Kセラ)
佐藤洋紀(Yマハ発動機)

夜会D

鈴木洋平

取材D

佐々木憲
雷忻恬
原田克啓

AD

吉川健人

美術

宮井勇気

AP

平田早季