未来スイッチ

未来スイッチ

国連が掲げる17の持続可能な開発目標「SDGs」を、各回テーマに取り上げます。


9月13日(月)23:30~23:35
「心まであたたまる銭湯」 #SDGs11住み続けられるまちづくりを  
東京北区にある十條湯。この銭湯の店長湊研雄さんは、お客さんに必ず話しかける。番台の横には喫茶が併設され長話もできる。町の人をさりげなく見守る。最近はコロナの影響もあり友達と会う機会も減り孤立する若者も多い。湊さんはそんな若者を引き合わせるやさしいおせっかいも焼く。湊さん自身がかつて、地方から上京、都会で孤独だった時に、銭湯で知り合ったおかみさんとの会話で癒された経験があったという。

9月15日(水)10:45~10:50
「服を売ろうとしない服屋さん」  #SDGs13気候変動に具体的な対策を  
東京銀座で衣料品店を営む植月友美さん。「エシカルファッション」と呼ばれる環境にやさしい商品を売る。客が迷うと「無理して買わなくていい」という。安易に買って結局廃棄するくらいなら一生着たいと思う服だけを買ってほしいという。実はファッション業界は世界第二位の汚染産業。さらに年間半分ほどの衣服が廃棄されている。そうした現状を変えたいと、植月さんはむやみに「服を売らない服屋さん」を展開する。

9月22日(水)23:30~23:35
「子どもの好きを伸ばす」
東京渋谷区あるフリースクールは講師がすごい!世界大会に参加した競技選手らが子供と遊びながら、好きなものをうまくみつけ、社会との接点を本人が持つ意欲を育てる。主催者の中里祐次さんは子供が発達障害だと診断され、学校にうまくなじめなかった経験から「好き」をみつけ育てる学校を始めた。中には、以前生きる希望を失っていたがゲームチャンピオンと出会い、自ら社会と積極的に関わろうと意識を変えた子供も。

10月6日(水)23:30~23:35
「アライ先生を増やそう」
LGBTの子供が幸せな学校生活を送れるようにと研修に取り組んでいるのがNPO法人ReBit。トランスジェンダーの子供の半数以上が自殺を考えたこともあるという。埼玉県の自由の森学園は、去年体育祭で男女の垣根をなくす取り組みをした。今後どう改善していけばよいのか、研修をうけた。主催したのは、LGBTの子供が幸せにな学校生活を送れるように取り組んでいる“NPO法人ReBit”ある調査によれば、トランスジェンダーの子供の半数以上が自殺を考えたこともあるという。そこで力になれる取り組みとしてアライ(英語のALLyの味方)先生を増やそうというのだ。

10月13日(水)10:45~10:50
「カラー写真でよみがえる記憶」
東京大学の庭田杏珠さん(20)は渡邉英徳教授とともに太平洋戦争のころの白黒写真をカラー化する作業に取り組んでいる。カラー写真は記憶を鮮やかに蘇らせられるという。

ディレクター

重政みなみ(9/13)
木皮ひかり(9/15)
椎葉百合子(9/22)

プロデューサー

斉藤久剛