第２９回ＡＴＰ賞テレビグランプリ２０１２　ドキュメンタリー部門　優秀賞
第４９回ギャラクシー賞　テレビ部門　選奨

　四年前、世界の頂点を目指す若者集団が生まれた。「ジュピター・カルテット・ジャパン」日本のクラシック界の未来を背負うといわれた存在。この四人の若者たちの挑戦にそれまで全くクラシック音楽に縁のなかったディレクターが目をとめた。雪の小樽で始めて出会って以来、彼らの夢と挫折の日々を撮りながら、四人の青春の日々に伴走して1300余日。出来上がったのは今どき珍しいてらいがなく、等身大の、いってみれば「有機栽培の番組」。
　クラシック以外のあらゆるジャンルの音楽おたくだったディレクターは、最初は「胡散臭い業界人ふう」と疎まれつつも、若者たちの気持ちを開き、未知の音楽世界の扉を開いていった。その結果、増え続けるクラシックCDにCDラックはパンク、ついに自宅のリフォームまでに至ったとか⋯。
（大原れいこ）

再放送
2012年4月28日(土)19:00～20:54
2012年6月30日(土)19:00～20:54
2013年1月 2日(水)15:00～16:55
2014年1月25日(土)13:00～14:55

2021年1月1日(金)17:00～18:54