BS歴史館 2012年6月放送分
※テレビマンユニオン担当回
6月 7日 古代史最大のミステリー 邪馬台国の魔力に迫る
6月21日 天才エジソンの真実~発明王が生んだ欲望の世紀~
「歴史とは現在と過去との対話である-」
かつてイギリスの著名な歴史家E.H.カーはこう記した。
目まぐるしく変貌する現代社会。政治、経済、文化、ミクロなレベルでは家族、男と女・・・。急速に展開するグローバル化やボーダレス化は、時計の針を猛スピードで進め、現代を生きる私たちはどこに立っているかさえわからなくなる。この時代をどう生き抜けばいいのか・・・明快な答えはない。
しかしひとたび、過去に眼を転じれば、時代時代にまさしく目まぐるしく変わる事象にリアルタイムで向き合い、悩み、格闘した先人たちの等身大の「歴史」がある。
古代史最大のミステリー 邪馬台国の魔力に迫る
2012年6月7日(木) 放送
「完璧な仮説など存在しない。完璧な歴史が存在しないようにね」…邪馬台国論争は、不完全な仮説と仮説の応酬です。そして誰も、最大の謎にまだ答えていません。
卑弥呼の「邪馬台国」から、いつのまに「ヤマト王権」になったのか? このミッシングリンクを解くカギは、奈良県の纒向遺跡にあると言われますが、はたして本当か?
これぞ日本史最大の謎です。
「日本社会」のルーツは、奈辺にあるのか…ミスティックな女王を中心とした母系社会だったのか? 魅惑の仮説に、しばし酔いしれるひとときを、どうぞお楽しみに。
(高橋才也)
D中西朋、AD小山慎介 麻生耕平、リサーチ成田慈子、P高橋才也
天才エジソンの真実~発明王が生んだ欲望の世紀~
2012年6月21日(木) 放送予定
エジソンという、名前だけは何度も聞いたことがある偉人について、今マジメに考えている。
最初のとっかかりは、「エジソンってジョブズ(昨年亡くなったアップル創業者)に似ているんじゃないの?」という勝手な想像。調べていくと、二人は予想以上にそっくりだった。
アイデア一つで大もうけ。それで人類の暮らしを変えたこと。ただ居るだけで何かを起こしそうな期待を人に抱かせること。陰では部下を面罵しまくる、ちょっと嫌なヤツなこと。
欲望が支配する時代を切り開いたエジソンと、それをさらに加速させたジョブズ。彼らに生活をコントロールさせたままでいいのか?電気とエネルギーを使いまくることでしか得られない「幸せ」なんて意味があるのか?愛機Mac Book Airに向かって、そんなことを考えている…。
(佐藤憲正)
D佐藤憲正、AD畑中皓太、C藤田岳夫、VE室 明文
P
AP
五鬼助洋美
AD
黒住聡丈
畑中皓太
山崎美生
制作統括
村山淳(NHK)
菊池正浩(NEP)
渡辺圭(NEP)