食彩の王国 2013年10月

食彩の王国 2013年10月

「食彩の王国」は、この10月で10周年。放送500回を迎えます。番組を支えてくださったすべての人に感謝いたします。ナレーションの薬師丸ひろ子さん、ありがとう!
「一つの食材に焦点を当てて掘り下げる」、「食べるシーンがない食番組」というシバリが、新たな可能性に繋がったように思います。食材がたどってきた物語を紐解けば、食材同士の接点や時代背景と共に、日本の食文化が立体的に浮かび上がります。日本人は何を食べてきたのか・・・。
番組を作り始めた当初は、取材先のシェフに連絡しても認知度が低く、広報や秘書の関門をくぐりぬけて本人と接触するまでに相当な時間が掛かりました。今は「あの番組なら・・・」と積極的に協力してくださいます。食のプロの方々の視聴に堪えるクオリティが要求されるということですから、毎回気が抜けません。10月は、10周年500回記念シリーズとして、いつもとは逆に、料理人やシェフたちの原点となった食材に迫ります。どうぞお楽しみに!

語り

薬師丸ひろ子

10月のテレビマンユニオン担当回は・・・

10月は、10周年記念スペシャル月間 ~シェフと食材の物語~

《熊谷喜八シェフと鯖の物語》
 この回の冒頭、食彩の王国を毎週見ていただいている方はちょっとびっくりすると思います。
「薬師丸ひろ子です。2003年に始まった食彩の王国。おかげ様で10周年を迎えることになりました」
いつもは声だけの出演の薬師丸さんが顔出しで出演されます。
そして、番組10周年、500回目のカウントダウンが開始されました。
10年の間にあらゆる食材を取り上げ、普段口にする食材はもう2巡も3巡もしてしまっています。大衆魚の王様といわれる鯖はこの回で5回目にもなります。今回は鯖街道に残る知恵をヒントに無国籍料理のパイオニア・熊谷喜八シェフが新たな料理を生み出しました。母が作ってくれた鯖の惣菜が、子供の頃の空腹を満たしてくれた料理の原点。鯖の食文化を活かしきった料理の数々は目を見張るばかり・・・。
でも、私は編集からついたので、熊谷シェフの料理は一口も食べられていないんですけどね!
(徳丸あす香)

《有馬邦明シェフと天然きのこの物語》
秋の味覚と言えば、きのこ。“きのこ王国”と名高い長野・乗鞍高原で“天然きのこ”にスポットライトを当て、山で暮らす人々ときのこの物語を取り上げます。
天然きのこは食用を見合分けるのが難しく、崖などの厳しい場所に自生している場合もあり、プロの手ほどきがなければ出会えない貴重な食材。しかもとっておきのきのこ汁は、「石」から出汁をとるという不思議!
そんな天然きのこに挑むのは、イタリアンの有馬邦明シェフです!きのこ名人と共に山を巡り、山里が大切にしてきた”天然きのこ”の知恵と魅力を紐解きます。人々の暮らしや郷土料理に触れ、有馬さんが作り出す至高の料理とは・・・?
(二階堂茜)

放送予定

   OA日               テーマ            担 当

#497  10月 5日  :     鯖 × 熊谷喜八シェフ    植田裕久
#498  10月12日  :    味噌 × 脇屋友詞シェフ    ※VIVIA 
#499  10月19日  :  天然きのこ× 有馬邦明シェフ    三田香織
#500  10月26日  :   鳴門鯛 × 神田裕行シェフ    ※VIVIA

土橋正道

三田香織
吉田夕日
田中由美
植田裕久

リサーチ

北口由子

AD

二階堂茜
徳丸あす香
間宮圭次郎