食彩の王国 2016年2月

食彩の王国 2016年2月

 1月9日(土)は、一時間スペシャルだった。ナレーションを担当している薬師丸ひろ子さんが、初めて食材の現場に立つというスーパー・スペシャル。テーマは「地産地消の宿」。食の安心・安全を考え続けている薬師丸さん。日本の北から南へ、地産の現場で汗を流し、知消の豊かさを探る。秋田では、雪の中から大根を掘り出し、冬を乗り切る大根使いの知恵にびっくり。滋賀では、寒うなぎの美味しさに舌鼓。日本古来のジビエ利用法や、発酵食品ふな鮓の奥深い味わいを発見!能登半島では、いしるの味に魅せられたイタリアン・シェフの民宿へ。日本人の妻と共にイワシのぬか漬けを作り、義父のいしるを守る現場を体験。鳥取では、市場で冬の味覚の王様・松葉ガニを追跡!昭和初期に建てられた文化財の宿で、「現代の名工」の手による絶品を味わう。このスペシャルを起爆剤にして、さらに日本の津々浦々に食材の物語を探し歩きたい。
 13年目を迎えた当番組。テレビマンユニオンでは、「遠くへ行きたい」「世界ふしぎ発見!」に継ぐ長寿番組になった。この番組を支えてくださっている全ての人に感謝を捧げたい。
(土橋正道)

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    OA日     テーマ    担当D
#615 2月 6日 : にんじん   徳丸あす香 
#616 2月13日 :  カキ    ※VIVIA 
#617 2月20日 : ほうれん草  永田曉児   
#618 2月27日 :  フグ    ※VIVIA    

2月のテレビマンユニオン 担当回は・・・ 

≪にんじん≫ 『寒くても暖かい! にんじん物語』     
みなさん、にんじんってお好きですか?
私たちが子供のころ、にんじんは独特の青臭さがあって嫌いな子が多い野菜だった想い出があります。
でも、今のものは色も形も様々で、より甘く食べやすく改良されているんです。
今回は、数あるにんじんの中でも、日本最高峰の甘さを誇るという青森県の”雪中にんじん”をご紹介します。
その美味しさは、多国籍料理のパイオニア・熊谷喜八シェフのお墨付き。
青森の海の幸・真鱈と合わせて、なんとタイ風カレーに!?
他にも、明日使えるレシピが満載の今回。これを見れば、スーパーのにんじんがご馳走に見えてくるかも・・・。
(細村舞衣)

≪ほうれん草≫
かの有名なポパイは、ほうれん草の缶詰を食べると超人的な力を発揮します。
「総合栄養野菜」と言われるほうれん草。超人的な力は出ませんが、”鉄分”が貧血を予防し、”ビタミンC”が免疫力を高め、”β-カロチン”の作用で肌の老化を防ぐなどの効果を発揮します。ただ一つだけ気がかりな成分が結石の原因となると言われる”シュウ酸”。
いわゆるアクの正体ですが、そんなシュウ酸と上手に付き合う簡単レシピを、料理研究家の浜内千波さんに教えてもらいました。
今回の放送を見れば、ほうれん草の栄養を余すことなく摂れるようになれます。ちなみにある研究では、ほうれん草に含まれる”硝酸”という成分は筋肉を強くする作用があるとの結果が出ています。
いずれ超人的な力が出るかもしれませんね。
(鴨下 満)

プロデューサー

土橋正道

ディレクター

徳丸あす香 
前夷里枝
植田裕久  
橋本倫
永田暁児  
田中由美
三田香織
阿部賢実
岸元美江   

リサーチ

北口由子

アシスタントディレクター

細村舞衣
鴨下満