世界サブカルチャー史 欲望の系譜 シーズン4   21世紀の地政学

世界サブカルチャー史 欲望の系譜 シーズン4 21世紀の地政学

大衆の欲望は今どんな座標軸にあるのか?米、欧州、日本と欲望の系譜を追ってきた、異色の
教養ドキュメント。シーズン4はジャンル別に深堀りしていく。まずは「アイドル編」からスタート。

第一回「アイドル編」 2024年1月6日(土)22:00~23:29
今や「推し」という言葉も広がり、様々なメディアで人々の思いを受けとめる存在、アイドル。
その歴史はどこから始まったのか?世界恐慌の最中人気を集め人々の心の救いとなった存在とは?
60年代高度成長の時代にフランスで生まれたのは?そして70年代以降、日本では「国民的アイドル」が誕生、「スター誕生」が夢の物語を生み、80年代は劇的な展開を遂げていく…。
ゼロ年代以降の新たなリアルとは?様々な角度から、アイドルという存在を通して、見えてくる時代、欲望の系譜。

第二回「ヒップホップ編」 2024年1月13日(土)22:00~23:29
70年代ニューヨーク・ブロンクスで産声をあげたヒップホップ。
アメリカのマイノリティの人々の叫びは半世紀の時を経て、今や世界の表現様式として完全に定着した。
ロシアでイスラムの国々で、様々なスタイルの抵抗のメッセージが調べに乗る。
日本でも80年代バブルの時代のカルチャーに多大な影響を与え、90年代には新たなコミュニケーションツールへと変貌した。
時代の潮流の変化の中に隠されていた力学とは?そこから見える新たな風景は?

第三回「ポップス編」 2024年2月3日(土)22:00~23:29
20世紀初頭からアメリカなどで流布していた「大衆音楽」は60年代イギリスの革命的なグループの登場で新たな段階を迎える。ビートルズだ。その後日本でも日本語ロック論争など海外の音楽とどう向き合うべきか?火花が飛ぶ。筒美京平が一時代を築き小室サウンドの時代へ。旋律にダイナミックな戦後史が刻まれているポップス。経済の大波と人々の意識が交錯する中巨大産業に。大衆の夢と欲望が詰め込まれた詞と旋律の秘密に迫る。

第四回「ゴシック編」 2024年2月10日(土)22:00~23:29
世界がコスプレで溢れかえる その日。街は思い思いのコスチュームの若者たちで溢れかえる。ゾンビに扮した少女が言う。「ハッピー!ハロウィン!」
闇を求める人間の性が、街のいたるところで爆発する。異形の怪物の姿に、なぜ私たちは心惹かれるのか?人はそれを、“ゴシック”と呼ぶ。
その歴史は古い。 もともとは古代ゲルマン系の民族、「ゴート族」を形容する言葉だった。
3世紀から5世紀にかけローマ帝国に攻め入り、破壊と略奪を繰り返したゴート族。その振る舞いから野蛮で粗野なものの代名詞に。
「ゴシック」という言葉が広く使われるようになったのは14世紀のルネサンス時代。
天に向かって高くそびえる、北ヨーロッパの巨大な教会を、イタリアの建築家たちは、“装飾が過剰で洗練されていない”と批判。
「ゴート族が建てたような野蛮な建築」という侮蔑を込め、ゴシック建築と呼んだ。
だが、歴史は反転する。侮蔑はやがて称賛へ。時代と共に乱反射してきた「ゴシック」という記号。サブカルチャーと結びつくのは、産業革命に沸き立っていた18世紀のイギリスでのことだ。
古い城や館を舞台に、怪物たちが活躍する、ゴシックロマンスと呼ばれる一群の小説が登場。
「ゴシック」は、闇と怪奇の世界観を表すようになるのだった…。さて、時は流れ…?
正統に対する異端、特異な世界観の数奇な歴史を追う。大槻ケンヂも時代を証言。

第五回「サイバーパンク編」 2024年3月2日(土)22:30~23:59
1980年代にアメリカで生まれたSFのサブジャンル、サイバーパンク。
遠い宇宙などがテーマの伝統的なSFに対抗、近未来の退廃的な社会を舞台に電脳空間やサイボーグなどを描く。
だがそこには壮大な前史が。「月世界旅行」「フランケンシュタイン」「ハエ男の恐怖」から「ゴジラ」まで。そしてサイバーパンク登場後の「ブレードランナー」他、現代へとつながる表現は?技術による解放と支配の相克の系譜を考察、19世紀末から21世紀へと駆け抜ける。
テクノロジーが生む光と影。その力学とは?想像力の戦いの行方は?

第六回「ゲーム編」 2024年3月9日(土)22:30~23:59
古代からの人間の営みの中に常に遊び/文化として存在したゲームの概念は、不幸なことに戦争においても発揮される。そしてコンピューターがそのありように決定的な役割を果たす時代へ。インベーダー、マイコン、ファミコン…その頃「鉄のカーテン」に向こうでプレイされていたのは?
80年代から90年代、日本のゲーム文化が革新をもらし世界を席巻、世界は新たなフェーズへ?虚構と現実の狭間のゲームがもたらす社会の力学の変化を読む。
人はなぜゲームに?それはどう社会を映し出し、どう世界を変えつつあるのか?

ディレクター

佐藤憲正(アイドル編、ゴシック編)
牧田潤也(ヒップホップ編、ゲーム編)
松本有哉(ポップス編)
中村市子(サイバーパンク編、ジャポニズム編)
池田光輝(アニメ編)  

アシスタントディレクター

大沼宏行 沓澤英知 澤山暢子 徐文涓 ズー・ジーマン 鄭佳奈 中村健佑 西野喜行 八木翔也

アシスタントプロデューサー

黒川優珠 高田好子 永冨千亜紀 宮本史穂

制作

山本宏明

キャスティング

今山典子

プロデューサー

高橋才也

制作統括

丸山俊一(NEP)