仙台から石巻、女川へ行ってきました。オーストリア航空が企画した「東北支援HOPEプロジェクト」～８月にCDプレーヤーを全国から集めて、被災地の人々に贈ることをして、11月に元ウイーン
フィルのメンバーのクァルテットの演奏を届けるというプロジェクト～が仙台で行われ、そのスタッフとして参加した後、時間を作って観光客として松島を中心とした地域をJR東日本の「休日ツーデイパス」というのを利用して歩きました。
　松島温泉に泊って翌朝松島湾を見学、代行バスと電車を乗り継いで石巻そして女川へも代行バスでしたが、印象は不覚にも「ここまで復興しているんだぁ～」でありました。受け入れ態勢の整備も途中ですから、旅人目線の情報が少ないのかもしれませんが、日本各地からの旅人がもっと来ていても良いのに…と友人にメールを送ったりしました。
　宿や数は少ないですが開いているお店ではいつもの観光地と違った光景として、お客さんとお店の人との会話の輪が出来ているのを多く目にしました。誰もが何か話したがっている…阪神大震災の時もそうでしたが「みんなが来てくれることが、私らには励みなんや」という声をあちらこちらで聞いたことと重なりました。松島湾の日の出は今も変わらずきらきら紅く、温泉も暖かく満点です。お正月の穴場としてお出かけになっては如何でしょうか。
　年末から年始にかけて番組にも宮城、青森、岩手への旅が登場します。寒さも溶かすほっこり気分、東北は冬も旬です。
（村田　亨）