日本は科学立国、そして技術大国。当たり前のように言われてきましたが、本当かよ⋯と、子供の頃から その言葉に嘘くさいモノを感じてきました。
1969年、昭和44年にアメリカの宇宙飛行士が月に立ったというのに ニッポンは全然月に行けないじゃないか。「はやぶさ」とか「宇宙ステーション」では、随分活躍しているようだけど、「月」に近づけないようじゃ日本の科学もたいしたことないよ。
　自分が理科系で、人一倍科学への思い入れが強いだけに、ずっと憤慨していたのです。この番組では、そんな積年の想いを 真正面からぶつけてみようと思います。
　日本の宇宙科学や それを支える人たちは、本当に大したモノなんでしょうか？　　　　　　　　　　　　　（佐藤憲正）