宇宙から WAKE UP CALL 2011年8月
「ウェイクアップコール」…それはNASAの管制官が、ラジオのDJさながらに、宇宙飛行士たちに贈る「目覚まし音楽」です。
テレビの話法は、映画よりむしろラジオの流儀をくむと言われますが、特にこの番組は「音と声」が主役です。ディレクターは宇宙に流れた曲を聴きながら、ラジオの構成作家のようにナレーションを書きます。
声・奥田瑛二さんは、ナレーションを読む自分を「金魚鉢の金魚だ」と仰います。飲みの席での発言だったので、「金魚は声出さないっす!」とツッコむと、「録音ブースが狭くてガラス張りで落ち着かん」ということでした。さすが、観られる俳優、観せる映画監督。ビジュアルも忘れません。プロです!
(高橋才也)