
カメラマン 西 徹
1996年テレビマンユニオン参加。
「TBS世界ふしぎ発見」、「YTV遠くへ行きたい」、「ANB天空のロストワールド」、「ANB大地疾走」、「映画 The Last Mile(最後の1マイル〜ハンセン病、果てなき旅路で~)」、「BSA 子供たちに残したい美しい日本のうた」(4K収録)など撮影
私は、技術室というところに所属していて、カメラマンをやりながら、テレビマンユニオンの制作全体を通して、様々な技術の提案をしたり、環境を作ったりする活動をしています。テレビマンユニオンで働いている⼈の中では、レアな種類のことをやっています。
大学で工学部(部活はハンググライダー部)→ 海外放浪旅 → 映像カメラマン と例えばの雑な点を結ぶと、そんな流れでテレビマンユニオンに漂着しました。そして、カメラマンを入口にして、徐々に、映像制作全体の技術にも関わるようになっていきました。脈略がなくずっと変化しているようでいて、考えてみると、ひとつひとつは“しりとり的”に、「 前 のあれがあったから今のこれ」のようにつながっていたり、⼀周回って結局つながっていることに気づいたり、そういう因果というか因縁というか不思議な糸があることに、面白さも感じています。学生時代に打ち込んでいたハンググライダーは、楽しくもあったけど、めちゃくちゃ危ない経験もしたのでもう二度と空を飛ぶことはないと思っていたのですが、番組作りの中で、ドローンの空撮というかたちで空を飛ぶ感覚を蘇らせながら臨めているのは、自分にしか味わえない喜びだったりもします。
変化ということでいうと、そもそも、この映像業界の変化が激しいです。変化を逆に楽しみながら⼀歩進めるか・・・というコワ面白い局面。その時、技術という面からも、できることはあると考えています。
その⼀例として、2025年夏から、ポストプロダクション業務を新たにスタートさせました。撮影から編集、そしてMA・加工・テロップ入れなどの納品物の完成まで、全てテレビマンユニオンだけでできる技術環境が始動しました。独立した映像制作集団として自分たちの場所で⼀つの作品を完成させる、新しい挑戦にふさわしい体制が始まったと思います。
今後、新たにテレビマンユニオンに参加する方が、どういうことにモチベーションのベクトルがあるのかは楽しみです。モチベーションはきっかけです。関わり方という意味での職種も、プロデューサー、ディレクター、カメラマンというような概念に留まらない多様な入口があって良いと、私は思います。変化の大きい業界だからこそ、そのきっかけをスタートにして、どんどん突き進んでほしいと思います!
面白そうだ!と匂いを感じたエネルギーある方と、一緒に仕事できることを楽しみにしています。
















