又吉直樹のヘウレーカ! 2020年9月の放送

又吉直樹のヘウレーカ! 2020年9月の放送

テレビマンユニオン担当回

「今日から変わる!?道路の見方」
9月23日(水)
ゲスト:高橋 良和(京都大学工学研究科 教授)
ディレクター:野溝 友也
アシスタントディレクター:池田 勇太
ヘウレーカ史上最も熱(苦し)い研究者、京都大学の高橋先生がお送りする土木編第二弾。
今回のテーマは“道路”。日本の道路の歴史から、最新の舗装技術まで“道”づくしの43分間です。
道路の聖地との呼び声高い日本橋では、船上ロケを敢行。日本橋とその上に架かる首都高速道路を下から観察し、聖地の由来を紐解いていきながら、細部に光る職人の技術に酔いしれます。一眼レフで写真を撮りまくり、当時の土木技術者に思いを馳せる高橋先生。1964年東京五輪の前年に開通した首都高速道路の日本橋区間。これを造るのには、並々ならぬ想いがあったというのです…。
普段何気なく使っている道路が、実はとーっても考え抜かれて造られているということを実感した又吉さん。それを垣間見た高橋先生の嬉しそうな表情が、なんとも愛おしい。対照的な2人の掛け合いが心地よく、思わず笑ってしまいます。そういえば、どちらも関西出身でした。どおりで漫才のよう。
(池田 勇太)

「僕らはみんな“あぶれ者”だった!?」
9月16日(水)
ゲスト:多田 将(高エネルギー加速器研究機構 准教授)
ディレクター:坂田 能成
アシスタントディレクター:石井 菜摘、中窪 淳二
金髪ロンゲに分厚いミリタリーウェア、コンバットブーツがトレードマークの素粒子物理学者、多田将先生との初対面は7月下旬。茨城県東海村にある実験施設、J-PARCセンターにお邪魔しました。
※先生の恰好は放送でご確認ください。ほんとビビります。
ディレクターは物理を専攻していたらしい。
わたしは高校理科で物理を捨てたのに。
ヤバイな。
話しが一人だけ理解できずに、アシスタントのくせにウトウトしちゃったら大変だ!なんて考えながらひたち9号に揺られました。
着いた先で待っていたのは多田先生と、とてつもなく巨大な謎の地下施設たち!!!
夕刻、帰りの列車内で私が反すうしていたのは、
「予算案説明のとき、あの人を一緒に連れていきたい!!…予算説明の予定ないけど。」
私がかつて鉄道会社で事業計画をつくる仕事をしていたときの上司が、多田先生だったら。あの、皆を眠らせちゃう喋り方の課長が、もし金髪でミリタリーウェアを着て“カップルの恋愛とあぶれ者の話”をしてくれていたら、上席やほかの部署のライバル達も楽しく理解できていたはずで。そうしたらもっと、価値ある事業がもっとたくさん実現していたのに…と、悔しく思えてしまったのです。
最先端の素粒子物理学を研究しているのに、物理を知らない人・苦手な人の気持ちをわかっているかのように話せるのが、多田先生の不思議なところ。
この人にこそ、ノーベル物理学賞をとってもらいたい、協力したい!と思わせるんです。私も大ファンになっちゃいました。クラウドファンディングでもしようものなら間違いなく投資しますよ、先生!
でも、ひとつだけ残念なお知らせが。
ノーベル賞授賞式にはドレスコードがあるんです。燕尾服か、日本人は本庶佑さんのように羽織袴が良いみたい。
でも多田先生、ストックホルム入りくらいはお気に入りのミリタリーウェアでお願いしますね!
(石井 菜摘)


書籍化のお知らせ
又吉直樹のヘウレーカ! 何気なく感じるフシギを解き明かす
著者:「又吉直樹のヘウレーカ!」番組制作班
扶桑社より好評発売中

レギュラー出演

又吉 直樹(ピース)

ナレーション

吉村 崇(平成ノブシコブシ)

2020年9月のラインナップ

9月16日「僕らはみんな“あぶれ者”だった!?」
     多田 将(高エネルギー加速器研究機構 准教授)
9月23日「今日から変わる!?道路の見方」
     高橋 良和(京都大学工学研究科 教授)

プロデューサー

小林 みつこ
生尾 典之

AP

堤 響子

ディレクター

廣岡 知人
野溝 友也
椎葉 百合子
中嶋 旭洋
高城 あずさ
葛谷 朱美
佐藤 拓郎
坂田 能成

AD

橋本 麻未
石井 菜摘
池田 勇太
中窪 淳二