
2017年秋、童謡や唱歌とそこに歌われた日本の美しい風景を4Kでお送りする番組としてスタートしました。そして今年、童謡唱歌はもちろん、少しジャンルを広げて選曲しはじめています。たとえば「見上げてごらん夜の星を」や「翼をください」。札幌オリンピックのテーマ曲「虹と雪のバラード」は冬の札幌の風景とともに。瀬戸内の島々を4Kで見ていただきたくて「瀬戸の花嫁」をとり上げました。意外だったのは「この広い野原いっぱい」。この歌が生まれたのは、実は東京銀座。歌手森山良子さんが画材店 月光荘で手にとったスケッチブックに書かれた小薗江圭子さんの詩にメロディをつけたことがきっかけ。すてきな画材店とコロナ前のにぎやかな銀座を撮影しました。
あの歌この歌、そしてそこに歌われた風景や歌が生まれた地を心穏やかに巡っております。
(中村哲夫)