ズームバック×オチアイ 特別編 ~落合陽一、オードリー・タンに会う~

ズームバック×オチアイ 特別編 ~落合陽一、オードリー・タンに会う~

再放送
【BS1】11月14日(土)23:00~23:49

「1時間だけでもお時間頂ければ」
最初の手紙にはそう書いた。
返事はしばらく来なかった。

“何を話すかもっともっと具体的に知りたいそうです”
交渉の任をまかせた敏腕コーディネーターの郭麗蘭さんから聞かれたので、我らが編集長落合陽一さんともう1度、みっちり打合せして項目をまとめた。
コロナ禍の問題が世界を、日本を、どんどん覆っていたなか、落合さんの関心はどこまでも深く、とても1時間では収まりそうになく、
「最低2時間、頂ければと思います」
2度目の手紙にはそう書いた。

そしてそれから10日後。
もらえた時間は「3時間」。

コロナ禍に揺れる世界でいま最も注目されている人物といえるあの台湾のデジタル担当閣僚、オードリー・タンさんに3時間もの時間をもらうことができた。

対するはそう、落合陽一さん。
“コロナの対策どうやったんですか?なんてことは聞いても仕方ない”
“せっかく僕とオードリーが話すなら、人類の未来について話したことが無いことを話してみたい”
どこまでも強気。しかし強気を裏打ちする洞察と知識と経験と努力と使命感とをどこまでも併せ持つ人。

最高の2人をキャスティングできて思わずWOWと叫んだのも束の間、3時間、彼らを司会しなければならない!準備時間2週間、もう読んだ読んだ科学に政治に経済…
「もう答えが出たことを今更2人に聞いても仕方ない」
「まだ答えの無いもの、答えが出るはずのないもの、それをきちんと聞き続けよう」
その使命感だけもって準備し、本番を迎えた。

……3時間、終えて思ったこと。
濃密。
いっさいダレることなくフルスロットル。こちらの準備など入口のみでグイと駆け抜けて、そのままトンネルを広げながらまだ見ぬ高み、まだ見ぬ明るさを目指し、突き抜けていく2人の対談。
コロナ禍の今、必要なのは「若さ」×「最新情報」×「過去からの継承」×「あきらめない姿勢」、そして「明るさ」。
経済は戦後最低の数字を記録したようにどん底、下を向きがちな今、こっちの水は明るいぞ!と半歩先の未来を照らしてしめすホタルのような2人に導かれ続けた。

そこから49分に編集されたエスプレッソな今回は、2020年のいま、みなさんに届けたい「希望」と「実践」のヒントに満ちた作品に。
こんなことを言うとは思いませんでしたが、「この時代に生きていてよかった」と思える回です。
ぜひご覧ください。
(阿部修英)

出演 落合陽一
   オードリー・タン

番組ホームページはこちら

演出・プロデュース

阿部 修英

スタジオ演出

大西  隼

取材・グラフィック

西村 勝浩

コーディネーター

郭  麗蘭

プロデューサー

小山 靖史(NHKエンタープライズ)
磯田 美菜(NHKエンタープライズ)

制作統括

嘉悦  登(NHK)
河瀬 大作(NHKエンタープライズ)