サラメシ 2020年10月

サラメシ 2020年10月

演出スタッフの塩田明里(「都道府県弁当の石橋さん」担当)が、第36回ATP賞テレビグランプリで奨励新人賞を受賞しました。
ATP賞テレビグランプリは、ATP(一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟)が、創り手である制作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、日本で唯一の賞です。ATP賞についてはこちら(※外部サイト)をご覧ください。


おかげさまでサラメシ、10年目のシーズンです!
…と手放しに喜んでいられない今、改めて番組立ち上げの頃を思い出す。
2011年4月、レギュラー開始を目指し、会議や打ち合わせ、ロケやロケハンの真っ只中に 3.11…東日本大震災が起きた。当然ながら、それまで想定していた取材内容やスケジュールのまま進むはずもない。いちいち立ち止まり、考えることが増えた。どうしたらもっと面白くなるか?
なら、時間が許す限り考えればいいだけ、簡単だ。大きく言えば、テレビに何ができるのか?何をすべきか?人の暮らしにカメラを向けることの意味や正義みたいなことを、考えざるを得なかった。
あの春、“テレビ番組を作ること”“食べること”について、ディレクター陣ともたくさん話した。結果、「サラメシ」が大事にすべき “番組の哲学”のようなものが見えてきて、以来、ブレずにやってこられた。
だから今もサラメシは、続けられているんだと思っている。
あれから9年、その時どきで人が大事にするものは変わる。
テレビはそうした変化にしなやかに対応すべきだとも思う。
だからサラメシはこの先も、「働くオトナは腹が減る!」と言い続ける。
(松葉直彦)

【今月の放送】※木曜日 昼12:20~の再放送は、23分の短縮版です。
シーズン10 #22 10月6日(火) 19:30~19:57
再放送10月8日(木)昼12:20~12:43/10月11日(日)あさ8:25~8:52
広島・鞆の浦では、ゴルフカートをもとにして造られた次世代タクシーが、地元の人たちの足として利用され始めている。このタクシーのドライバーの仕事とランチを取材。お昼の定番、黒カレーとは?▽ランチ自撮りチャレンジ第2段は、刺しゅうアーティストの新鮮お魚料理からスタート。神戸のこだわりカレーに、商店街の惣菜フル活用ランチも!▽イラストレーター、和田誠が愛した、東京・南青山のねぎそばと、ねぎワンタン。

シーズン10 #23 10月13日(火) 19:30~19:57
再放送10月15日(木)昼12:20~12:43/10月18日(日)あさ8:25~8:52
長野県中野市に5年前、東京からIターン就農したぶどう農家夫婦のお昼は、元料理人だった夫の父の手作り定食。糖度の高いシャインマスカットを育てる夫婦への、父の応援ランチをのぞき見。▽青森県弘前市で、りんごを入れる木箱を作る職人たちのサラメシをもう一度!▽東京・新橋でランチをジェスチャー。クイズ!私のランチ▽ドイツ・マグデブルク在住の夫婦が現地のランチ事情をリポート!サラメシ海外特派員。

シーズン10 #24 10月20日(火) 19:30~19:57
再放送10月22日(木)昼12:20~12:43/10月25日(日)あさ8:25~8:52
東京・墨田区のイベント会社にこの秋転職した女性新入社員の初出勤日の弁当づくりを取材。転職のきっかけはなんと、サラメシを見たことなんだとか。会社での初弁当の様子をのぞき見する。▽山形・だだちゃ豆農家、淡路島・ちりめんじゃこ会社、小豆島・オリーブ農園、石垣島・サトウキビ農家のおにぎり百景をもう一度。▽新潟・南魚沼の田んぼで、ランチをご一緒!収穫さし飯。▽山口・長門の棚田にも!

再放送のお知らせ

シーズン9 #19 10月29日(木)昼12:20~12:43
大阪・和泉市で助産師として働く女性のお昼は、夫の手づくり弁当。定時制高校の教師を務める夫は、毎朝6時に起きて妻と娘の弁当を作り、夕飯の仕込みまでするのが日課なのだとか。そんな夫が弁当をつくる意外な理由とは?▽青空の下でランチする人々を突撃取材!ソラメシ▽女優、赤木春恵が愛した、京都の中華料理店の焼き飯と肉だんご

サラメシ英語版

『Lunch On!』
※NHK WORLD 毎週木曜 13:30~、19:30~、金曜 1:30~、7:30~
10月 1日 「イベント会社夫婦の弁当生活」
10月 8日 「京都・産婦人科の取り寄せランチ」
10月15日 「札幌雪まつりのガッツリまかない」
10月22日 「奈良・種木屋の塩むすび」
10月29日 「母と娘の弁当日記」

約160の国と地域で放送衛星やケーブルテレビを通じて視聴可能。
日本国内での視聴は⇒http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/index.html

ナレーション

中井貴一

プロデューサー

松葉直彦  松尾明美 

演出スタッフ

今関裕子   石井大介
金井さおり  田中ナオト
北沢建一   森田遥平
大沼奈保子  阿部沙耶香  
椎葉百合子  塩田明里   
薗田拓郎   横川僚平   
呉 卓然   伊藤広大
野口 眞   真田美希
宮本愛里

アシスタントプロデューサー

宮﨑和子

リサーチ

冨田紀子

構成

たむらようこ 服部真由子

音効

井田栄司