Zero Waste Life 2023年11月

Zero Waste Life 2023年11月

日本には昔からあらゆるものには大切な「命」があり、その「命を最後まで生かしきる」という思想が連綿と息づいてきた。それはモノの命を慈しむ、まさに「捨てない暮らし」そのもの。モノの命を慈しみながら暮らしを楽しむ人々の素晴らしさを世界に向けて伝える15分番組。
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世界の約160に及ぶ国・地域の衛星放送やケーブルテレビでOAされている、この番組。放送してしばらくすると、各国視聴者からの採点評価や感想が、モニターリポートとして送られて来ます。採点は1から5までの5段階評価となっていて、通知表と同じく5が最高評価。おかげさまでこの番組は、数多のNHKワールドのコンテンツの中でもベスト5以内の高評価をいただいているそうです。制作スタッフは世界中の視聴者の反応を励みとして、日々奮闘しています。
三田豊

今月の放送(NHK WORLD-JAPAN )英語版 毎週金曜 午前10:45~11:45ほか

11月3日(金)
♯31 Loaves of Light 輝き続けるパン
神戸で売れ残って廃棄せざるをえないロスパンを今までにない形で再利用している、森田優希子さん。中にLEDライトを設置し、表面に防腐加工を施すことで、パンが長期的に使えるランプになる。「食べることはできなくなっても、生き物としての魅力を光らせることはできる」──輝き続けるパンは、森田さんの愛情の証だ。

11月10日(金)
#32 Old Decks, New Tricks 廃棄スケートボードがクールに復活
世界的に人気のスケートボード。だが板が傷んでしまうと、廃棄せざるをえない。そんな使用済みの板を蘇らせているのが、青森・八戸の木工職人の穴久保優さんだ。ボロボロの板から、カラフルでクールな文房具やアクセサリーを作る。断腸の思いで板を手放した
・・・持ち主のそんな気持ちに寄り添いながら仕事をする穴久保さん。彼自身も、熱心なスケートボード愛好家だ。

11月17日(金)
#33 Subway Bag 地下鉄バッグ
地下鉄車両は40年ほどで耐用年数を迎え、大部分がスクラップされてしまう。デザイナーの高山勝己さんと鞄職人の篠田英志さんは、車両の部品を再利用したショルダーバッグを作り上げた。このバッグは大人が肩から掛けると、ちょうど吊り革の輪が子供の背の高さにくる。吊り革を掴みたいけど届かない…そんな子供たちの願いを叶える、夢のバッグなのだ。

11月24日(金)
#34 Clean Beaches, Cleaner Plates 海のゴミが絶品料理に
観光地・鎌倉にはやっかいなゴミ問題がある。それは海から浜辺に打ち上げられる大量の海藻。放置すると悪臭を放つため処分しなければいけないが、料理研究家の矢㙒ふき子さんがユニークな利用法を思いついた。拾い集めた海藻を乾燥させ、細かくして豚の餌にする。海藻を食べた豚の肉は柔らかく、うま味成分も豊富になるという。餌作りの工程には地元の障がい者や老人ホームに暮らす高齢者が関わっており、矢㙒さんのプロジェクトを支えている。

※この番組は放送終了後も、ビデオオンデマンド(外部サイト)でご覧いただけます。

※YouTubeのNHK WORLD JAPANのチャンネルでも「Zero Waste Life」は視聴いただけます。
 リンクはこちら(外部サイト)

NHK BS1でも放送がスタートしました。 英語版 毎週金曜 午前4:30~4:45

11月 3日  #26「昭和ガラスを次世代へ」
11月10日  #27「廃棄テントがファッションに」
11月17日  #28「永遠に輝くステンドグラス」 
11月24日  #29「廃棄仏壇アクセサリー」 

音楽

笠松泰洋

ナレーション

ガイ・ペリマン

音響効果

岡林亜実

ディレクター

首藤凜(#26)
オオスミユーカ(#27)
千切谷知子(#28)
三本松晃(#29)
岡崎ひかり(#31)
潘志揚(#32)
鴨下満(#33)
間宮圭次郎(#33)

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潘志揚

プロデューサー

琢磨修一

ゼネラルプロデューサー

三田豊