Zero Waste Life 2024年6月

Zero Waste Life 2024年6月

日本には昔からあらゆるものには大切な「命」があり、その「命を最後まで生かしきる」という思想が連綿と息づいてきた。それはモノの命を慈しむ、まさに「捨てない暮らし」そのもの。モノの命を慈しみながら暮らしを楽しむ人々の素晴らしさを世界に向けて伝える15分番組。
=============================================
「Zero Waste Life」の SP番組「Folk House Inn: Four Seasons ~古民家宿の四季を見つめて~ 」(D 浅野直広) が制作されました。レギュラー枠で冬・春・夏・秋と1年をかけて紹介した、島根で古民家宿を営む松場登美さんのあらゆるモノを慈しむ暮らしのエッセンスを、49分にまとめあげました。なんといっても、松場さんの珠玉の言葉の数々が、胸にズンと響いてきます。
このSP番組は、レギュラー回を含め、ネット・YouTubeにていつでも見られますヨ。
三田豊

今月の放送(NHK WORLD-JAPAN )英語版 毎週金曜 午前10:45~11:45ほか

6月7日
♯49 A Toast to Waste 廃棄物を美酒に (D本多彗)
東京の小さな蒸留所でお酒を造る山口歩夢さん。原料として主に扱う酒粕は、米から日本酒を造ったあとに残る搾りかすだ。再利用しきれず廃棄されることも多い酒粕だが、フルーティーな香りが備わっており、蒸留させることで魅力的なジンに生まれ変わる。山口さんは他にも、コーヒーかすやカカオの皮などの食品廃棄物を蒸留させてきた。一般的に不要とされるものでも、香りさえ残っていればお酒の原料として申し分ないという。山口さんにとって蒸留とは、美酒を造ると同時に、廃棄物に価値をつける行為。世の中に無駄なものなんかない──それが彼の口癖だ。  

6月14日 
♯50 Preserving the Seasons 冬支度 受け継がれる保存の知恵 (D渡辺裕太)
信州に住む横山タカ子さんは、郷土料理の研究家。毎年作物を瓶に詰めたり発酵させたりして、厳しい冬に備える。彼女の仕事を支えているのは、自然の恵みと先人たちの知恵だ。

6月21日
♯61 The Plant Rescuer 植木の救世主 (D奥野崇)
家の取り壊しや改築に伴って行き場のなくなった植木を集め、新たな引き取り手へと繋げる、庭師の山下力人さん。植木たちにとっても、植木を泣く泣く手放した持ち主たちにとっても、救世主のような存在だ。

6月28日
♯62 Peanut Leather ピーナッツレザー (D渡辺裕太)
革製品の店を営む飯島暁史さんは、廃棄されるピーナッツの薄皮からレザーを作り出した。ピーナッツレザーは環境に優しいだけでなく耐久性も十分で、汎用性の高い素材として注目を集めている。

※この番組は放送終了後も、ビデオオンデマンド(外部サイト)でご覧いただけます。

※YouTubeのNHK WORLD JAPANのチャンネルでも「Zero Waste Life」は視聴いただけます。
 リンクはこちら(外部サイト)

NHK BSでも放送があります。英語版 毎週金曜 午前4:30~4:45

6月 7日 #39 地球に還る服         (D岡崎光曜) ※再放送
6月14日 #40 廃材の錬金術師        (D藤原綾子) ※再放送
6月21日 #41 指先を彩る海洋プラごみ    (D中島旭洋) ※再放送
6月28日 休止

音楽

笠松泰洋

ナレーション

ガイ・ペリマン

音響効果

岡林亜実

ディレクター

本多彗
渡辺裕太
奥野崇
中島旭洋
小林舜

AD

小柳希美

プロデューサー

琢磨修一

ゼネラルプロデューサー

三田豊