最後の講義「経営者・元ソニー社長 平井一夫」
平井一夫さんと最初に打ち合わせをした時に感じたのは、日本語なんだけど、早口の英語を聞いているような感じの語り口で、爽快、明快、愉快、3拍子揃っていたのです。聴講生にとってはリーダーのお手本のような人だと言いますし、組織のリーダーとして、大変な苦難を乗り越えたことは皆さんもご存じだと思います。でも、平井さんはたいそうな仕事をしたからといってそこに雄弁になるわけではなく、リーダーのやりがいやモチベーションが上がっていく様をつぶさに語っていきます。とんでもない依頼、仕事、それを引き受けていけたのは「人生を面白がらなきゃね」という姿勢だったのではないのかと私は思います。講義はそんな平井さんのお人柄がにじみ出るような内容です。ぜひ、ご覧下さい。
(長澤智美)