江戸時代から老若男女に親しまれてきた「将棋」が今意外なところで注目を集めている---

経済成長めまぐるしい中国。象棋（シャンチー）という中国古来の将棋があるにも関わらず今、　「日本の将棋」がブームだ。
人気に拍車をかけているのは、将棋本来が持つ、“知的で複雑なゲーム性”　「将棋を学ぶと思考力がつき成績が上がると評判になり、普及に弾みがついた」と中国の教育者は語る。

番組では、来る5月に「リコー杯女流王座戦」への参戦が決まった中国の天才少女・張天天ちゃん（12歳）の挑戦もドキュメント。

一方、日本では大手ゲーム会社の「セガ」が、今年4月から「将棋」を用い子供向けの「オンライン将棋スクール」をスタートさせた。なぜ常に新たなヒット商品を生み続けてきたゲームメーカーが、日本の伝統ゲーム「将棋」に目をつけたのか。ゲーム開発者は「将棋」の持つゲーム性に未来のゲームのあり方を考える・・・。
400年もの間、広く愛され続けてきた「将棋」に日本人が大切にしてきたエッセンスを見つめる。