食彩の王国 2019年11月の放送
17年目の「前へ」
「食彩の王国」は、この10月から放送17年目に入った。我々の食卓に届く旬の食材に焦点を絞り、その歴史や、関わる人々の情熱や汗と涙をひもといて来た。目の前の一本に集中し続け、気がつけば800回を超えていたことになる。番組に協力してくださった全国の生産者の皆さん、流通のみなさん、語りの薬師丸ひろ子さん、提供主の東京ガス、放送局のテレビ朝日、広告代理店のビデオプロモーション、相棒のテレビ朝日映像、撮影をはじめとするすべての技術スタッフ、ポスプロの赤坂イマジカにも、感謝を捧げたいと思う。
ラグビーワールドカップの熱狂のおかげで、にわかラグビーファンになったが、プレイ中のボールに対する全員の集中力を見ていると身体が熱くなる。明大ラグビー部監督・北島忠治が言い続けてきた「前へ」という極意。跳ね返されても諦めずに突進する力が画面から伝わって手に汗握る。もちろん、現在のラグビーははるかに進化していることも見て取れるが、愚直なまでの向き合いが心を打つ。「食彩の王国」も進化した形で「前へ」と、肝に銘じた。
(土橋正道)
DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像
語り
薬師丸ひろ子
放送予定
O.A. テーマ 担当ディレクター
#804 11月 2日 里芋 ※テレビ朝日映像
#805 1Ⅰ月 9日 オリーブ 伊藤浩子
#806 11月16日 トロサワラ ※テレビ朝日映像
#807 11月23日 新米 中村朱里
#808 11月30日 地鶏 ※テレビ朝日映像
11月のテレビマンユニオン担当回は・・・
#805 オリーブ
広大な駿河湾と雄大な富士山を臨む静岡市。この地で今収穫を迎えているのは、オリーブ!塩漬けは噛むとジュワッと旨味が広がり、滴る果汁は、素材の旨味を引き立たせ、食材同士の架け橋に。どんな食材とも相性抜群!つぶらな果実に希望を託し、日本の農業を変えていきたいと立ち上がった女性と、それに応える農家の奮闘劇。さらに、オリーブに誘われ、気鋭のピッツァ職人が話題の農園を訪れます。そこから生まれる至極の一皿。オリーブが繋ぐ挑戦者達の物語、是非ご覧下さい。
(藤原綾子)
#807 新米
食欲の秋。
おいしい新米が出回るこの季節を、待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。“米どころ”と聞いて思い浮かべるのは、コシヒカリの名産地・新潟?東北最大の生産量を誇る、秋田?いえいえ。今回の舞台は、なんと東京。八王子市は、知られざる都内唯一の米どころなのです。そこには、いったいどんな物語が?新米を通して、江戸東京の歴史と暮らしを紐解く…。そんな難しいテーマに挑むのは、ナニワ育ちの新米ディレクター・中村朱里。愛用のしゃもじを持参して、ロケに臨みます。ぜひ、ご覧ください。
(鴨下 満)
プロデューサー
土橋正道
アシスタントプロデューサー
平田早季
アドバイサー
吉田夕日
アシスタントディレクター
島越翔平 中村朱里
寺田昂平 藤原綾子