食彩の王国 2021年1月の放送

食彩の王国 2021年1月の放送

18年目の「ガッツ」
 「食彩の王国」は、昨年10月から放送18年目に入った。語りに薬師丸ひろ子さんというカリスマを戴いて、すっかり土曜あさの番組として定着した感がある。番組を支えてくださっている視聴者や関係者に、心からの感謝を捧げたい。私事だが、いつの間にか古希を迎えた。本来は数え年で祝うものだが、1年でも先に延ばしたいという思いだったのだ。家族や友人、仕事仲間にも祝ってもらって嬉しい限りだが、「思えば遠くへきたもんだ」(中原中也 頑是ない歌より)という感慨もある。幸いなことにクリエイターには定年はない。才能と組織力が上回る間は、何するものぞというガッツもある。仲間と共に切り拓いて来た道を、後進に手渡していく準備もしなければなるまい。まだまだ、前を向いて突っ走ろう。アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込むようなことがないことを祈って。
(土橋正道)

DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.   テーマ     担当ディレクター 
#863 1月 9日  日本酒      木村麻衣子
#864 1月16日  さつまいも    ※VIVIA   
#865 1月23日  糸島カキ       植田裕久
#866 1月30日  マグロ      ※VIVIA 

2021年1月のテレビマンユニオン担当回は・・・

#863 日本酒
新年の幕開け。今回の主役は、祝いの席に欠かせない縁起物「日本酒」です。
かつて、福島県浪江町で、海に最も近い酒蔵として海辺の暮らしと共に育まれてきた鈴木酒造店。代表銘柄「磐城寿」は、海の安全を願い、大漁を祝う、祝いの酒として人々の暮らしに欠かせないものでした。
ところが、東日本大震災で全てを流され、避難を余儀なくされてしまいます。「浪江町のものを残してほしい」・・・人々の想いを背負い、新天地で挑んだ、ふるさとの味復活への道のり。
そこへ、日本酒の激戦区、山形県の豊かな水が立ちはだかります。さらに、震災から10年を迎える2021年、鈴木さんの元へ届いた知らせとは!?
(藤原綾子)

#865 糸島カキ
冬、荒れる海、玄界灘に面した福岡県糸島。今回はここで養殖される「糸島カキ」が主役です。 
糸島カキの養殖は、海が荒れて漁ができない間の収入源として、始まりました。養殖では、台風による筏の破損、細い丸太の上での水揚げ作業など危険がたくさんあります。
そんな糸島のカキ漁師、松前龍吉さんをフレンチシェフ白水鉄平さんが訪ねます!白水さんがカキの養殖を間近で見るのは初めての経験!龍吉さんに紹介され野菜農家の樗木さんも訪ねます。白水シェフの新作料理は、糸島の自然を象徴するものになりました!
(永作 潤)

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

伊藤浩子  木村麻衣子 植田裕久 
河野あや子 田中由美  橋村知曉 
橋本 倫  土井晴美

アシスタントディレクター

藤原綾子 永作 潤 上浪 栞